ここでは、2015年(平成27年)5月30日時点における仙石東北ライン快速列車について、震災前の仙石線快速列車および震災時に運行されていた直通快速と比較した点を述べる。なお、2019年(平成31年)3月16日の時点と比較した、開業時の仙石東北ラインの大きな相違点は以下の3点である。 後述する仙石線・東北本線接続線は、仙石線は仙台近郊の東北本線も待避設備が無いが、同路線は仙石線に比べ駅間距離が長く、停車駅が少ないことから速達性が高い線区である。この両線を結ぶ接続線を整備することで、沿線自治体からの仙台 - 石巻間の移動を1時間以内に収めたいという要望を実現した鉄道側も高速バスに対抗するため、東北本線・そのため、2015年5月30日開業。総事業費は約18億円。うち、約4億4000万円を仙石線は運行開始当初は接続線内で無線の切り替えを行うなどの理由により、必ず運転停車をしなければならなかった。2017年(平成29年)から2018年(平成30年)にかけて、接続線内への列車の進入をよりスムーズに行うことができるように改良工事を実施し東北本線側の接続線の様子(2014年8月撮影) HB-E210系車内より、仙石線・東北本線接続線を通過中の様子。右は仙石線(2015年6月撮影)。 鉄道旅行が好きです。国内旅行業務取扱管理者を取得しています。皆さんに楽しい旅をお届けしていきます。強風で遅れまくる鹿児島本線、山陽本線に乗車【日本周遊の旅】タイミングが大事!鳴門の渦潮を楽しむ方法【四国バースデーツアー】このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。•サイト左上に表示されているメニューボタンを押すと様々な情報がご覧になれます。•旅行ごとでご覧になりたい方は検索ボタンを押して該当旅行名をご入力ください。旅行名は該当記事の先頭か最後に記載しています。旅行名の記載がない場合にはシリーズ公開をしていません。•旅行ごとの魅力をまとめたページを左上メニューボタンからアクセスできる場所に開設しています。•ご要望、企業案件などのお問い合わせは左上メニューボタンからお問い合わせフォームをご利用ください。 いつもご覧いただき、ありがとうございます。ぜひお気に入り登録をして定期閲覧しませんか?お気に入り登録の仕方はご覧いただいている方法で異なります。ツイッター、InstagramなどのSNSでも更新通知を配信中!「東海道線沿線のそうくん」で検索!YouTube「東海道線沿線のそうくん」もぜひ、ご覧ください。 東北本線の塩釜駅~松島駅間、および仙石線の松島海岸駅~高城町駅間は線路が並行しているが、乗換駅は存在していない(東北本線は日本鉄道が、仙石線は宮城電気鉄道が建設したため)。この並行区間に連絡線を整備して直通運転できるようにしようと言う計画である。この計画はもともとは構想程度のものでしかなかったのだが、2011年に東日本大震災が発生し、仙石線の一部区間が壊滅状態となると連絡線の整備が検討されるようになる。その後、JR東日本が復興支援として仙石線の復旧(2015年度…
2019年3月、JR東日本の「前に石巻に向かったときは、仙石線に乗っていきましたが、2015年に仙石東北ラインが開通しましたので、今回はこちらを利用してみました。仙石東北ラインは、松島付近で両線が接近するポイントに約300mの接続線を新しく設けて、仙石東北ラインとして直通する路線が設定されました。この仙石東北ラインは以前から計画されていましたが、仙石線と東北本線は、電化方式が直流と交流といった違いがあり、簡単には直通できませんでした。しかし、2011年の東日本大震災を契機に、仙石東北ラインは、運行頻度は、仙台から石巻へ、仙石東北ラインで向かいます。10時18分仙台発の快速列車を利用しました。仙石東北ラインを利用する際に仙台駅中央改札付近に、このような発車案内もありますので、乗車前に乗場を確認しましょう。4番線乗場にやってきたところ、すでにホームに列車が停まっていました。この車両は車内に入ると、モニタにこのような表示がありました。ディーゼルハイブリッドシステムの列車ですので、ディーゼルエンジンで電気を発電して、バッテリーに蓄電したり、電気で走行します。これによって、電化方式の違う東北本線と仙石線が直通できるというわけですね。仙台駅を定刻に発車し、列車は一路、東北本線を北に向かいます。海岸付近を走る仙石線は元々私鉄だったこともあり、駅の数が多いのですが、東北本線は駅数が少ないので、あまり駅に停まるということはありません。車窓に海が見えてきたら、そばを仙石線が走るようになります。いよいよ接続線を通るのかと思いきや、つかず離れずを繰り返しながら並走します。速度を落として、接続線に入ると、1分もしないうちに仙石線に入りました。多分意識してないと、どこで転線したか分からないと思います。風光明媚な松島の海岸線を眺め、また車窓から見える震災の復興に思いを馳せていると、時間もあっという間に過ぎて、石巻駅に到着しました。石巻駅では、サイボーグ009と仮面ライダーがお出迎え。漫画の街として、推しているだけのことはあります。女川行きの列車の発車まで時間があるので、石巻の街を歩いてみることにしました。石巻・女川観光する際、おそらく乗ることになる仙石東北ライン。仙台に来た際には、特徴的なハイブリッド列車に揺られながら、石巻・女川観光に出かけてみるのもいいかもしれません。次回は、石巻の街について、記事にしたいと思います。旅と鉄道をこよなく愛する放浪者。旅のリアルタイム情報はTwitter:旅と鉄道をこよなく愛する放浪者。旅のリアルタイム情報はTwitter: 先日、東北本線と仙石線を接続する仙石東北ラインが開業しましたが、この連絡線部分の正式路線名称は何になるのでしょうか?東北本線の支線ですか?東北仙石接続線?JR全線踏破の記録上、どうつけようか悩んでます。jrの全線踏破をした 仙石線の全線復旧は2015年5月30日になりました。それに合わせて震災からの復興を後押しするため、jr東日本は地元にとって長年の悲願だった東北本線と仙石線の直通運転を開始し、「仙石東北ライン」と呼ぶことにしたのです。 仙石東北ラインの存在。 東北本線と仙石線を足したような名前。 で、東北本線や仙石線とは何が違うの? 公式サイトを見たけど、土地勘がないせいか ピンとこない・・・。 だって、頻繁に乗ってる 湘南新宿ライン と 上野東京ライン の違いだって 航空や鉄道を中心とした交通関連のブログです。メールでの問い合わせは下記のアドレスにどうぞ。meihokuriku.alps@gmail.com引用をストックしました引用するにはまずログインしてください引用をストックできませんでした。再度お試しください限定公開記事のため引用できません。
12月29日の朝、「百万石ドリーム政宗号」で仙台に到着後、駅前の立ち食いソバ屋「そばの神田東一屋」で朝食をとってから電車で石巻に向かいます。地元では結構有名な店みたいですね。 ↓これまでの行程はこちら 最初は仙石東北ラインですぐ石巻に向かうつもりでしたが、ふとホームの前の階段に張られた案内文を見て「そう言えば随分と松島行ってないよなあ」と思い、急遽松島にも寄ることにしました。この案内文の通り、松島へは東北本線の「松島駅」ではなく、仙石線の「松島海岸駅」が近いので、仙石線のホームに向かいます。 仙石線の通勤電車に揺られること約40分ほどで松島海岸駅に到着。仙石線は初めて乗りましたが、仙台駅の仙石線ホームは地下にあり、4両編成の通勤電車が高頻度で行き交う光景はJRの地方路線らしからぬ風景。仙台駅近郊は地下区間を通り、途中の東塩釜駅までは複線・一部高架化されているなど、編成が短いことを除けば都会の通勤路線という感じです。 実際、仙石線は最初から国鉄の路線として建設されたわけではなく、元は宮城電気鉄道という私鉄の電気鉄道がルーツでした。第二次世界大戦時の戦時買収で国有化され、以後は国鉄の仙石線となります。戦後は主に首都圏で使用されていた古い通勤型電車の転属で賄われ、現在は山手線や南武線で使用されていた205系電車が使用されています。さて、次の電車まで約40分ほどですが、少しだけ松島を歩くことにします。松島に来たのは10年ぶりでしたが、ここも震災の影響で以前とは少し変わってしまいました。確か以前はお土産屋の前は松林が広がっていたはずですが、きれいに整備されていました。おそらく震災直後はひどい状態だったんでしょうね・・・ 瑞巌寺に向かう境内に「鉄道殉職者弔魂碑」がありました。昭和47年に鉄道100周年を記念して、当時の国鉄仙台管理局が建てたそうです。鉄道の発展の礎となった方々の冥福を祈り、手を合わせました。 さて、松島海岸駅に戻って先を急ぎます。一旦高城町駅行きの列車に乗り、高城町で仙石東北ラインの快速列車に乗り換えです。高城町駅は高架化されてないからか、なんとなく私鉄の駅な雰囲気が残ってますね。仙石東北ラインは仙台からここ高城町までは東北本線を走り、高城町駅近くの連絡線で仙石線に入って石巻まで走行します。つまりここ高城町駅は仙石線の普通列車と仙石東北ラインの乗換駅ということです。 数分して石巻行きの列車が到着しました。こちらの列車も4両編成ですが、電車ではなくハイブリット式の気動車です。この仙石東北ラインは以前は仙台~石巻間は仙石線の快速列車が主流でしたが、仙石線は駅間距離が短く、追い越し設備もないため快速列車の増発やスピードアップが難しい線区でした。そこでJRになってしばらくしてから駅間距離が長く線形もいい東北線を活用し、東北線と仙石線を直通する列車の設定が計画されましたが、電化設備の違いが障害となります。東北線も仙石線も電化路線ではありますが、東北線は交流電化、仙石線は直流電化と電化方式が違っており、連絡線の電化とデッドセクションを設ける必要がある上に交直流車両を用意する必要があります。しかし、JR東日本には地方路線用の交直流電車がないうえに(常磐線用のE233系など首都圏にはあるので技術的に不可能というわけではありません)、費用面で折り合いがつかず計画はありながら長年実現には至りませんでした。この状況を打破したのがJR東日本が開発し、実用化させたハイブリッド気動車。分類上はディーゼルエンジン搭載の「気動車」ではありますが、エンジンはあくまでも「発電用」で、実際に駆動させるのはエンジンで発電したり蓄電池に貯めた電気で回すモーター。気動車でありながら電車の性格も持った車両で、走行性能も電車とそん色ありません。この車両が実用化されたことと、東日本大震災後の復興事業という理由ができたことで工事が進められ、2015年5月30日に運転を開始しました。 実際に乗ってみると停車時は無音、発車後もしばらくは無音で走ります。一定の速度が上がるとディーゼルエンジンの音が車内に響いてきました。普通の気動車だと発車時→低速時はディーゼルエンジンで加速し、一定の速度に達したら惰行運転となってエンジンの音は小さくなるのですが、このハイブリッド気動車に関しては逆。この気動車らしからぬ走行音は独特ですが、乗り心地は快適そのもので国鉄型気動車の「もっさりした加速で乗り心地もよくない」という従来のイメージは全くありません。これなら無理に電車を走らせなくても問題ないですね。 そして車両は石巻駅に到着。仙台~石巻間を最速60分で結ぶ仙石東北ラインのおかげで石巻への移動はかなり便利になりました。震災直後は交通網がズタズタになった石巻ですが、結果的にそれが仙石東北ライン実現のきっかけになったと思うと少々複雑な気もしますが、復興が着実に進んでいるという証拠でもあります。石巻からの帰りもこの仙石東北ラインを利用しましたが、年の瀬にも関わらず仙台につく頃には立客も出るほどの盛況ぶりでした。この仙石東北ラインの事業費は18億円ですが、この盛況ぶりを見る限りでは凄くコスパの良い投資だったのではと思います。これからも仙台と石巻を結ぶ動脈として仙石東北ラインには頑張ってほしいですね。石巻駅に着いた後はしばらく市内観光をした後、田代島に向かう船に乗ります。