日本公開映画 ※以下はドルビーアトモスでミックスが行われた作品ですが、日本での公開がドルビーアトモスで行われていない、あるいは劇場・上映回によってはドルビーアトモスで上映されていない場合もあります。 たくさんの映画を確認した上で、一番価値がある4Kブルーレイ映画を下記のようにまとめました。映画自体も、収録されたブルーレイディスクも、どれも完璧で、いい映像エンタテイメントをもたらせます。休日に優れた映画を見ると、日ごろの疲れも拭けます。ぜひ試してみてください。 みなさんこんにちは!オレンチ(今回は、ドルビーアトモスについてお話しします。目次まずはDolbyAtomos(ドルビーアトモス、以下アトモス)の前にサラウンドとは何かをおさらいしておきましょう。めちゃくそ噛み砕くと3つ以上のスピーカーから、それぞれ違う音が出ていればサラウンド!ということになります。もし実際にその場にいたとしたら、当然それぞれ違う場所から音が出ていますよね。流石に音の出所を100%再現することは不可能ですが、スピーカーの数が多ければ多いほど、多くの位置に配置することができ、その場に近づけることができるのです。ちなみにサラウンドを表現するには以下のような表記を使います。 では、ここでよく使われるサラウンドの種類を簡単にご紹介します。計:スピーカー x 5、サブウーハー x 1最もポピュラーなサラウンドシステムで、DVDビデオに収録されている音声はほぼこれです。ちなみに4KUHDであってもクリストファー・ノーラン監督作品は5.1chでだったりします。計:スピーカー x 7、サブウーハー x 15.1chにさらにスピーカーを2つ足したサラウンドシステムです。ここまでくると360度包まれている感がすごいです。ちなみにDVDビデオで7.1chの作品は見たことがありません。多分、仕様の問題で収録もできないのかな?計:スピーカー x 9、サブウーハー x 1はい。やっとドルビーアトモスまで来ましたね。7.1chの構成に加え、天井に2つもしくは4つ足した構成がドルビーアトモスになります。ここで9.1chじゃないの?と疑問に思われる方がいるかと思いますが、そうなんです。9.1chじゃないんです。天井のスピーカーは別のオクテッドで数えられ表記の見方は以下のようになります。これは組み方次第で、5.1.2chだったり7.1.4chだったりと好きなように組むことができます。いかがでしょうか?単純にスピーカーの数だけで見ても凄さが伝わるかと思いますが、サラウンドというものは、出るべき場所から音が出るようにプロが調整して収録されている点にあります。次からは出るべき場所から音が出るとどのように感じるのか、実際に僕が感じた映画を例に挙げてみました。例えば、 要は頭上から音を出すことでもっと細かいことを知りたい方はドルビーの公式ページをご覧ください。当ブログでは、最新作や劇場最新作がお得に楽しめるU-NEXTをお勧めしています。U-NEXTの見放題作品については「手持ちのドルビーアトモス対応ソフトで臨場感の検証をしています。こちらも是非ご覧ください! その他ホームシアターの魅力をシアター歴2年の僕が独断と偏見でご紹介しています!https://moviework-orenchi.com/hometheater/ ネタバレ『バンブルビー』感想・評価・シナリオ書き起こし徹底解説!ホームシアター持ちが4KUHDを心からオススメする理由 映画館で大好評の「ドルビーアトモス(Dolby Atmos)」がホームシアターにやってきた!天井から降り注ぐ3Dサウンドをホームシアターでも楽しもう!ドルビーアトモスの基礎知識からアンプ・ブルーレイプレイヤー・スピーカーなど必要な機材まで解説します。 みなさんこんにちは!オレンチです!今回は我が家のホームシアターシステムを駆使し、手持ちのドルビーアトモス(DOLBY ATMOS)で収録されている作品を片っ端から聴きまくってみたので、そのレビューをお届けいたします。ドルビーアトモスって何?って方はこちらの記事をどうぞ目次今回ドルビーアトモス作品を検証した環境は、前述の通り我が家のホームシアターで、構成はつまりトップスピーカーは2つ。最高の環境とまでは言えませんが、物理的に天井にスピーカーを埋め込んであるので、検証するには十分な環境かと思います。ちなみに今はサウンドバーでもドルビーアトモスを再現することができるんですね。ではでは検証結果に行ってみましょう!とりあえず今回は、手持ちのブルーレイ作品を検証してみました。UHD作品は数が多いので、またの機会にやってみようかと思います。評価ポイントは、という感じで、独断と偏見です。映画として作品の評価は一切していません。サラウンド自体、初心者なので悪しからず。検証シーン:トップスピーカーがなりそうなシーンを探して色々オススメ度:★☆☆☆☆(星1/5)トップスピーカーはあらゆるシーンで鳴ります。というか鳴りっぱなし。端的に言ってBGMがめちゃくちゃうるさいです。これなら9.1chステレオとほぼ変わらず、まるでオブジェクトベースになっていない。当然、臨場感へプラスとなることはなく、ただうるさく不快でした。検証シーン:トップスピーカーがなりそうなシーンを探して色々オススメ度:★☆☆☆☆(星1/5)色々なシーンを検証しましたが、これと言ってトップスピーカーが鳴るシーンが見つからず…。ガイ・リッチーの作家性の問題ですが、トップスピーカーが活躍しそうなシーンでBGMしか鳴らなく鳴るんですよね。というわけで、ドルビーアトモス的にはイマイチな作品でした。検証シーン:ロックダウンの宇宙船が吸って落とすシークエンスオススメ度:★★☆☆☆(星2/5)外から主人公達が運転する車を捉えているショットについては、トップスピーカーが鳴らなくてもまだ良いのですが、問題なのは社内の車内のショットです。外の様子がわからず、想像力を掻き立てるオープンフレームだからこそ、トップスピーカーの腕の見せ所なのですが、トップスピーカーはたまに鳴る程度で、アトモスとしては残念な結果でした。検証シーン:嵐のシーン、白鯨に襲われるファーストシーン、その他オススメ度:★★☆☆☆(星2/5)そもそも事が水面下で起こっている作品なので、ドルビーアトモスとの親和性はあまり高くないように感じます。それでもエセックス号が嵐に見舞われるシーンは腕の見せ所かと思いきや、こちらも臨場感が凄い!と言えるほど、トップスピーカーはなりませんでした。なんなら船内のキッチンのシーンで、吊るされた食器達がカラカラと鳴る音の方が臨場感がありました笑検証シーン:ケイン・ワイズが最初に戦闘するシーン、その結婚待った!のシーンオススメ度:★★☆☆☆(星2/5)ケイン・ワイズが最初に戦闘するシーンは、XYZ軸の幅が広く立体的に表現されるシーンですが、心地の良い臨場感は得られずでした。続くジュピターとタイタスの結婚を阻止すべく、ケインが戦闘機でドッグファイトするシーンですが、ケインが乗る戦闘機内部のショットである程度トップスピーカーがなって鳴っていました。ただし、カラカラとケインが落とした戦闘機の残骸が天井に当たる音が定期的に鳴る程度です。検証シーン:冒頭のアレ、水中スタントのシーンオススメ度:★★★☆☆(星3/5)兎にも角にも冒頭で軍用機にぶら下がるスタントシーンが臨場感最高です。軍用機の翼からトム・クルーズを捉えたショットは言わずもがな、360度風をきる轟音が部屋中に鳴り響き、そこにいる感覚を味わえます。それ以外に滑走路へカメラが置かれ、軍用機をアオリで捉えたショットがありますが、軍用機が通り過ぎる瞬間、スクリーンとリンクしてあらゆるスピーカーが鳴ります。しかし冒頭のスタント以外、トップスピーカーが活躍するシーンは見つけられず。水中スタントのシーンに期待しましたが、そもそも静かなスタントシーンなので、特に大きな効果は得られませんでした。検証シーン:冒頭のドッグファイト、黒ひげから船を奪って脱出するシーンオススメ度:★★★★☆(星4/5)冒頭のドッグファイトはとにかく楽しいです。スクリーンに合わせてあらゆるスピーカーが鳴り、これぞ臨場感といったところ。重量の法則を無視した魔法の船とドルビーアトモスの親和性はかなり高いものがありました。検証シーン:冒頭の未来での戦闘シーンオススメ度:★★★★☆(星4/5)未来での戦闘シーンしか検証していませんが、ここだけでも臨場感を体験する価値があります。銃弾や戦闘機、爆発音などありとあらゆる戦闘描写がドルビーアトモスを駆使して部屋中に鳴り響きますよ。検証シーン:冒頭でタートルズとフット軍団が戦うシーン、エイプリルがタートルズを見つけるシーンオススメ度:★★★★☆(星4/5)『トランスフォーマー/ロストエイジ』と同じベイ映画ですが、こちらのアトモスは優秀でした。そもそも忍者という設定なため、頭上を飛び交う描写が多く、トップスピーカーもよく鳴るため臨場感を味わえます。面白いのが、エイプリルが初めてタートルズを見つけるシーンです。エイプリルがハシゴを登り、屋上でタートルズが会話しているシーンなのですが、ここでのセリフのほぼ全てがトップスピーカーから出てるんです。つまり、エイプリルと一緒にその場いるような感覚を味わえますよ。検証シーン:ムカデとの戦闘シーンオススメ度:★★★★★(星5/5)全体的に立体的なシーンが多く、スクリーン街で起きているあらゆる音に連動します。宇宙人に触れたものはピクセル化され、バラバラとスクリーン内から外へ飛び散っていく音の連動感にうっとりします。とりわけ、ムカデとの戦闘シーンはY軸が強く意識されているので、アトモスとの相性もバッチリでした。検証シーン:ほぼ全てのシーンオススメ度:★★★★★(星5/5)『モンスターズ/新種襲来』と同様、ほぼトップスピーカーは鳴りっぱなしなのですが、『モンスターズ/新種襲来』と違ってちゃんとその場にあった音を奏でます。晴天の中エベレストに挑戦しているシーンでは、心地よい風をきる音。迫り来る嵐を遠方に見つめるシーンでは、嵐が発した雷が届く音。テントの中のシーンでは、頭上のテントが揺れる音。嵐の中では、氷の粒がカラカラと飛び交う音。ありとあらゆるその場に合った音が鳴りっぱなしの作品です。これぞ臨場感と言えるでしょう。当ブログでは、最新作や劇場最新作がお得に楽しめるU-NEXTをお勧めしています。U-NEXTの見放題作品については「いかがだったでしょうか?今回はとりあえず手持ちのブルーレイ作品を手当たり次第聞いてみて検証してみましたが、まだ未見のブルーレイ作品があったり、UHD作品もたくさんあるので、時間を見つけて第2弾、第3弾と検証していきたいと思います。それではまた〜。オレンチさんのシアタールーム最高過ぎます!