2018年05月14日公開2018年05月14日更新週刊少年ジャンプで好評連載中のワンピースは、サンジの離脱から始まったケーキホールアイランド編がいよいよクライマックスを迎えます。ワンピースの中でも最強に位置する四皇の一人、ビッグマムが率いる海賊団の強さやサンジの悲しき過去と因縁が話題になりました。特に、サンジの兄弟であるイチジは謎の多いキャラクターです。今回はサンジの兄であるイチジの強さや能力、そして兄弟や家族の関係性を検証していきます。出典: 「ONE PICE(ワンピース)」とは週刊少年ジャンプにて好評連載中の、海洋冒険ロマン漫画です。国内のみならず、全世界に愛読者がおり、誰もが名前を一度は聞いた事のある名作です。出典: 発行部数は累計で3億6000万部を突破しており、魅力的なキャラクターや作者が散りばめた伏線から先の展開を予測するのも大人気です。新キャラが登場するたびに考察が大量に交わされます。そんな中、今注目を浴びているのがイチジというキャラクターです。出典: イチジはワンピースの主人公ルフィが率いる麦わら海賊団専属シェフ、サンジの兄弟として登場しました。今回は、サンジとの関係性や過去、強さやファンの間で囁かれている伏線などを考察を交えて紹介します。出典: イチジが所属するジェルマ66とは、ワンピース世界で唯一の国土を持たない国家「ジェルマ王国」の科学戦闘部隊です。ジェルマ王国とは、北の海を武力で制圧していたヴィンスモーク家を頂点とし、数十隻の船が集結する事で国の形を保っています。出典: 彼らは300年前、北の海を武力で統一して「ジェルマ帝国」を築き上げます。しかし、他の国々の反乱にあい、わずか66日で天下を失い流浪の旅に出ます。ジェルマの目的は、故郷を終われた先祖の無念を晴らす事です。それを忘れないように組織の名前に66を刻んでいます。出典: ジェルマの科学技術はワンピース世界でもトップクラスです。科学者だったヴィンスモーク・ジャッジが国王になってからは、クローン兵士を製造したり、形状記憶鎧「レイドスーツ」を開発しています。これらの力を使い、各国の戦争に参加して傭兵のように暴れています。出典: 単行本によると、発想のモチーフは特撮です。固有の色や技を持つところはスーパー戦隊シリーズ、改造人間は仮面ライダー、「66」という名称はスターウォーズに出てくる固有名詞から付けられています。ワンピース世界では悪の組織ですが、こうやってみると正義のヒーロー要素が揃っています。出典: ジェルマがルフィたちと関わるようになったのはサンジを捕まえるためです。北の海に、もう一度ジェルマ帝国を作りたいジェルマは、偉大なる航路後半で最強戦力として数えられる四皇ビッグマムと同盟を結ぼうとします。そのために、サンジが必要になりました。出典: 麦わら海賊団を離れたくないサンジでしたが、古巣の海上レストラン「バラティエ」が人質に取られてしまいます。家族同然の店を人質に取られ、爆弾付きの腕輪を嵌められて従うしかありません。出典: イチジ達の父親である国王のジャッジは、同時に科学者です。ある日、彼はワンピース世界で有名なDr.ベガバングが血統因子(いわゆるDNA)を発見した際にその場に居て、研究データを持ち出して一人で研究を続けました。その結果、自分の子供たちを生まれる前に改造して超人的な強さを手に入れる方法を生みだします。被検体に選ばれたのが、イチジたち4兄弟です。出典: 4兄弟の中にはサンジも居ました。彼らに施された改造は、金属のように固い「外骨格」と戦いに不要な感情の排除です。サンジ以外の兄弟たちは「悲しみ」や「哀れみ」、「死への恐怖」といった感情を持たず、冷酷な性格をしています。出典: 生まれながらに戦闘に向いた体と心を与えられたイチジ達は、厳しい鍛錬の末に、超人的な強さと能力を身に着け、ジャッジの期待通りに成長していきます。唯一、落ちこぼれだったサンジ以外は「戦争屋」の二つ名に恥じない活躍をします。出典: イチジはジャッジの長男です。レイドスーツの番号は1番で、カラーは赤で、コードネームは「スパーキングレッド」。初登場は828話で、弟のニジと共にブロックコリー島で2年に渡り続いていた戦争を圧倒的な強さによって、4時間で終結させてしまいます。出典: レイドスーツの能力は高熱の光を発生させます。拳を繰り出して、相手に火花をぶつける「花火(スパーキング)フィガー」や、全身から大量の光弾を飛ばす「火花(スパーキング)光拳(ヴァルキリー)」は高熱人間の体を貫いて大ダメージを与えます。出典: ジェルマは優れた科学技術を用いているためか、悪魔の実の能力者が一人しかいません。また、イチジはグランドライン後半の実力者が持っている、覇気を使うシーンがありません。そのため強さの底が見えないキャラクターです。出典: イチジはニジ・サンジ・ヨンジとは一卵性多胎児ですが、血統因子の影響により髪の色は赤です。顔の半分を髪で隠し、さらにサングラスまで掛けています。ただし、サンジとの共通点として、ぐるぐる眉毛を持っています。出典: 血統因子による改造を受けたせいで、他人への優しさを一切持たずに生まれてきました。慈愛や優しさという感情を持たないため、改造の影響を受けなかったサンジの優しさが理解できず他の兄弟と一緒になって暴力を振るいます。出典: その性格は大人になっても変わらず、再会したサンジに対して人質をちらつかせて兄弟たちで暴行を加えます。他の兄弟よりも、王族へのこだわりが強く、王族だから横暴な振る舞いをしても良いのかと訴えるサンジにたいして、「王には王たる条理がある」と一喝します。兄弟の中では一番ヴィンスモークの思想に染まっています。出典: 一方で、死への恐怖を失った事で自分たちが殺されそうになっても平然としています。自分の野望が敗れてショックを受けるジャッジを見て、失望している姿は不気味です。出典: ヴィンスモーク・ジャッジはジェルマ王国国王にして、ジェルマ66の総帥です。王でありながら前線に立つことをいとわない「戦う王」を自負しており、「男は拳で語るもの」という一面もあります。ジェルマの兵隊は、ほとんどがクローン技術で作られており、ジャッジの命令に従います。文字通り敵の攻撃を受け止める壁として使用し、時には敵ごと攻撃する冷酷な王です。出典: ジャッジの目的は、北の海にジェルマ帝国をもう一度作る事です。そのために四皇と呼ばれるビックマムと同盟を結び、彼女の力を得ようとします。自分の息子と、ビッグマムの娘を政略結婚させようとするのです。しかし、自分の手塩にかけたイチジ達兄弟をビッグマムにくれてやるのは惜しいと考え、一度は放逐し存在を忘れたサンジを利用する事を思い付きます。出典: 13年ぶりに再会したサンジを力づくで屈服させ、同時にサンジの大切な海上レストラン「バラティエ」を人質に取ってあることをちらつかせます。逃げ道を失ったサンジは仕方なく結婚を受け入れてしまいます。順調に思えたジャッジの計画ですが、結婚式当日に予想外な出来事に見舞われ破綻してしまいます。出典: 実は、ビッグマムはジェルマの技術力が目当てであって、ジェルマ自体は邪魔だったのです。そこでサンジとの結婚式を利用して、ジェルマ66を拘束して殺害する計画を立てていました。覚悟を持って挑んだ同盟が、最初から破たんしていたことにジャッジは怒りと嘆きを隠せません。出典: ジャッジは王様であると同時にジェルマ66の総帥として前線に立ちます。子供たちとは違い、改造人間ではありませんが、自分の生み出した科学を武器に闘います。専用のレイドスーツは空を駆けまわり、手にした槍から雷を放ちます。出典: 悪魔の実の能力者ではありませんが、武装色の覇気を習得しておりかなりの強さを持っています。サンジと再会直後に戦った時は、サンジが気乗りしていなかったとはいえ互角に渡り合う強さを発揮しています。出典: ジャッジにとってイチジは次期国王候補です。そのため、幼少期から他の兄弟とは違った待遇をし、英才教育を施してきました。そのかいあってか、大人になったイチジはヴィンスモーク家の考えを最も色濃く受け継いだ子供となりました。出典: ヴィンスモーク・レイジュはイチジたち四兄弟の姉です。レイドスーツの色はピンクで、コードネームは「ポイズンピンク」です。父親であるジャッジから「外骨格」の改造は受けましたが、感情の排除は受けていません。そのため、サンジに対する家族の仕打ちを苦々しく思っています。幼少期の頃は表立って動く事が出来ず、イチジ達によって酷い怪我をしたサンジを治療するぐらいしか出来ません。出典: サンジが一度追放され、13年の時を経て連れ戻された時、ついにジェルマを裏切る決意をします。サンジが逃げ出さないように嵌められた爆弾の腕輪を偽物と入れ替え、ビッグマムがジェルマを滅ぼそうとするのを知って受け入れようとします。ジェルマはこのまま滅ぶべきと考えて、サンジを逃がそうとします。出典: 結婚式が始まると、ビッグマムの計画が動き出します。ジェルマたちが拘束され死を突きつけられ、父親が取り乱し、心の無い弟たちが笑っている中で、ジェルマの最期を受け入れようとします。出典: レイジュは名前が不明ですが悪魔の実の能力者です。おそらく、毒に関する能力を持っています。初登場時に、彼女は毒で瀕死だったルフィから毒を吸い取り自分の体内で処理をしました。ルフィは過去の戦いでドクドクの実の能力者と戦い、猛毒に対する抵抗力を手に入れています。そんな彼が瀕死になる毒を吸い取ったということは、相当な能力者と予想されます。出典: 毒を吸い取るだけでなく、自分の体内で生成した毒を吐き出す事も可能です。毒のブレスを弾丸のように固めて、敵を攻撃します。出典: イチジとレイジュは、あまり表だって話をしません。元々、レイジュの方が感情を排除した弟たちの事を毛嫌いしており、距離を取っています。特に、父親の主義主張を受け継いでいるイチジの事は弟の中でも嫌厭しています。自分がいまにも死ぬかもしれない状況で平然としているイチジに対して、「我が弟たちながら人間とは思えない」と呟いています。出典: ヴィンスモーク・ニジは、イチジの弟です。レイドスーツの色は青で、コードネームは「デンゲキブルー」です。性格は他の兄弟同様冷酷で、女性に対しても平然と手を上げます。幼少期から粗暴な性格が強く、訓練の一環と称してはサンジが気絶してもなお叩き続けます。出典: イチジと共に、2年間続いた戦争をわずか4時間で集結させ、結婚式に参加するために合流します。サンジの事を見下しており、傲慢な振る舞いを隠そうともしません。出された料理にケチをつけ、女性に手を上げようとしたためサンジが立ちふさがります。格下と侮っていたサンジに反抗されたことに怒り、人質をちらつかせて黙らせると一方的に暴行を加える卑劣な男です。出典: 結婚式当日、ビッグマムの計画によって拘束されてしまいます。命乞いをする父親や、最初から計画を知っていたがゆえに諦める姉と違い、自分が死ぬという状況にも関わらずへらへらと笑っています。出典: ニジのレイドスーツの能力は電撃です。父親と違い、剣に電気を纏わせて戦います。本編中では雑魚ばかり相手にしていたため、他にどんな能力を持っているのか不明です。出典: 弟のサンジやヨンジに対しては見下した様子を隠しませんが、長兄であるイチジに対しては比較的素直に聞いています。幼少期の頃からヴィンスモーク家の歪な教育を当然のように受け入れていたこともあり、ヴィンスモーク家の思想を体現する兄に対して尊敬を抱いています。父親や弟たちと別行動する時も、イチジと一緒に行動していることから、コンビを組んでいる可能性が高いです。出典: ヴィンスモーク・サンジはイチジの弟です。レイドスーツなどを与えられる前にジェルマを抜け出したため、彼のカラーやコードネームはありませんが、仮にあったとしたらイエローだったはずです。感情の排除に失敗し、「外骨格」も発現しなかったことから、兄弟たちには落ちこぼれ、失敗作として蔑まれました。死ぬ寸前の暴行は日常茶飯事で、辛い日々を過ごします。出典: 唯一の救いだった母親ソラの死から、サンジへの扱いはさらに過酷になっていきます。遂にはジャッジからも見放され、死んだものとして扱われてしまいます。嵐の日に、レイジュの力を借りて脱走したする時、ジャッジに見つかりますが、ジャッジは見逃します。それは自分の汚点を直視しなくて済み、なおかつ自分の手を汚さずに済むという身勝手な理屈からです。出典: こうしてジェルマから離れたサンジは紆余曲折を経て麦わら海賊団へと参加します。いつか、世界のどこかにあるオールブルーを探す為にグランドラインへと突入します。しかし、ビッグマムとの同盟を結ぶジャッジの都合により、仲間達に別れを告げて再びジェルマと対峙する事になってしまいます。出典: イチジにとってサンジは、ヴィンスモーク家の恥であり汚点です。自分たちと同じ改造を受けて、同じ教育を受けているのに落ちこぼれのサンジを見ては苛立ちを隠そうともしません。四兄弟の長兄として、率先してサンジを痛めつけていました。それは大人になっても変わらず、父親の理想を体現する存在としてサンジを一喝します。出典: ヴィンスモーク・ヨンジはイチジの弟です。レイドスーツの色はグリーンで、コードネームは「ウインチグリーン」です。イチジとニジと違い、顔を晒しているため、ぱっと見は緑色のサンジです。ルフィ達も最初は彼をサンジと見間違えてしまうほどです。しかし、性格は他の兄弟と同じく冷酷で、レイジュからも「人情の欠片も無い人でない」と酷評されています。出典: レイジュと共に行動しており、再会したサンジに昔のように接しようとして逆に返り討ちに遭ってしまいます。醜態を晒し、今度は兄と一緒になってサンジを暴行するという小悪党じみた行動をとります。他の兄弟同様、ビッグマムの計画に嵌り死にそうになっても、へらへらと笑う不気味な姿を見せます。出典: ヨンジの能力は怪力です。ビッグマム海賊団ダイフクが呼びだす魔人をねじ伏せるほどの強さを持っています。また、レイドスーツに仕込んであるワイヤーを使って、相手を振り回すという能力を持っています。しかし、4兄弟の中ではさほど強くないのか、再会したサンジに反撃を喰らってしまいます。出典: 昔は一方的に痛めつけていたサンジに、逆にやられたと知りヨンジを不甲斐ないと思いつつも一緒になってサンジを痛めつけます。これは弟を思いやる気持ちというよりも、落ちこぼれのサンジが自分たち改造人間に歯向かった事を許さないという感情です。実際、ビッグマムの計画に嵌ってしまい、死にそうな時も弟を庇う様な人間らしい場面はありませんでした。出典: ヴィンスモーク・ソラはジャッジの妻にして、イチジたちの母親です。レイジュに似た美しい顔立ちをしており、サンジが作った失敗弁当を嫌な顔もせずに食べる心優しい女性です。ジャッジが子供に改造を施す事を知り、「心を失ったら人間じゃない」と訴えます。そして改造にすら影響を与える劇薬を飲んで抵抗しました。結果として、4兄弟の内サンジだけが普通の人間として生まれました。出典: しかし、劇薬の後遺症は激しく、ソラは寝たきりになってしまいます。レイジュやサンジの看病も虚しく、生まれてきたサンジが優しい子供だったことを喜びつつ亡くなってしまいます。ジャッジは自分に抵抗した妻に愛情を抱いており、彼女が早くに死んだことはサンジのせいだと思い込む様になり、彼への虐待は加速的に酷くなります。出典: 優しさや甘さといった感情を失ったイチジにとって、母親とは生んだ存在ぐらいにしか認識していません。むしろ、劇薬を飲んだ事で命を短くした、おかしな女だとさえ考えています。ソラの死を省みることない姿は、ソラの考える「心を失ったら人間じゃない」という言葉通りです。出典: ビッグマム海賊団はグランドライン後半を牛耳る四皇の一人、ビッグマムことシャーロットリンリンが率いています。34の島々からなる「万国」は世界政府に所属していない独立国家です。ビッグマムの方針によって巨人族を除くあらゆる種族が集められており、住民は税として1年で2か月分の寿命を差し出します。出典: ビッグマムの方針は来る者は拒まず、去る者は殺すです。傘下の海賊団が離脱する時はルーレットを用いて、失う部下の数を決めます。場合によっては全滅もありえる恐ろしいルーレットです。また部下の失敗や、家族の裏切りには容赦しなく、簡単に命を奪う残忍さを持っています。出典: ビッグマム海賊団の幹部たちは、そのまま万国の大臣などを兼任しています。全員がビッグマムの息子・娘のため肉親の絆が、海賊団の結束を高めています。特に最高幹部の三将星は10億越えのカタクリを始めとして怪物だらけで、四皇が率いる海賊団の強さを物語っています。出典: 一方で血縁関係を重要視するあまり、夫の存在はビッグマムにとっては邪魔な存在のため排除されます。さらに、ビッグマムの子供でなければ海賊団で出世するのは難しいです。なにより、海賊団も万国もビッグマムの存在があってこそ維持できます。彼女が居なくなればどちらも終わってしまう脆さを、ルフィたちに突かれてしまいます。出典: ちなみに、ビッグマムの子供は息子が46人、娘が39人いますが、作者の尾田先生は全員の名前と生年月日と、双子・三つ子などの詳細な設定を決めています。原作では紹介が無くても、アニメのクレジットで判明するというパターンがあります。出典: 戦力強化のために裏社会で「戦争屋」と呼ばれるジェルマと手を結ぼうとします。そのためにビッグマムは35女のプリンをジェルマの嫁として差し出します。しかし、本当の狙いはジェルマの持つ高い科学技術力だけで、ジェルマを万国に呼び寄せたらその場で皆殺しにする計画を企んでいます。出典: プリンの本性を知ってしまったレイジュから、その事実はサンジへと伝わりルフィたちへと届きます。このままでは結婚式はジェルマの墓場となってしまう。だからといって、ジェルマ達を見捨てる訳には行かないと苦悩するサンジにルフィは結婚式をぶっ壊してこの国を出ようと提案します。こうして、ジェルマ、ビッグマム海賊団、麦わら海賊団、それぞれの陰謀だらけの結婚式が始まります。出典: サンジが麦わら海賊団を離れジェルマと合流する頃、イチジはニジと部下を引き連れ、ブロックコリー島で2年に渡り続いていた戦争を圧倒的な強さを発揮して4時間で集結させてしまいます。その姿に国の人々は「我々は悪魔の手を借りたのか、それとも神の手か……」と恐れおののきます。出典: 父親たちと合流したイチジはサンジと13年ぶりの再会を果たします。その場で、ヴィンスモーク家のあり方を否定するサンジに対して、次期国王候補として冷酷に一喝し、サンジを侮蔑します。そして、他の兄弟と共に人質をちらつかせてサンジを暴行します。出典: 結婚式の日に、ビッグマムの計画に嵌ってしまい家族全員が命の危機に晒される中、命乞いをする父親を見苦しいと蔑みます。自分が死ぬかもしれない瞬間なのに、自分の命に対して無頓着なのは改造手術を受けたからです。出典: 抵抗せずに死を待っている所に、サンジが乱入してジェルマを助けます。それは、サンジなりのプライドの為です。ここでイチジ達を見捨てれば、自分を拾ってくれたゼフに顔向けできないと考え、サンジはジェルマを救い、その上で決別をします。出典: 息子からの決別宣言を受けたジャッジは、助けられたことへのケジメとしてルフィたちが式場を脱出するまでの時間稼ぎをします。一時は、ビッグマム海賊団の猛攻に遭い苦戦を強いられましたが、玉手箱の爆発により場が混乱したことで離脱します。そして追いかけてきた1万の兵隊をたった5人で撃破すると独自の行動を開始します。出典: ビックマムに対してはジェルマは壊滅したと偽の情報を流し、ルフィがビックマム海賊団のカタクリを撃破してサンジと合流した頃を狙って登場します。なぜ来たのかと尋ねるサンジにイチジは、「奇遇だな…サンジ。おれ達もコイツらに…!!一泡吹かせたいと思ってた!!」と返し、サンジ達を逃がしつつビックマム海賊団と戦います。この時の登場シーンはまさにスーパー戦隊シリーズです。出典: イチジやニジ、ヨンジにレイジュの援護を受けたルフィたちは遂にビッグマム海賊団の包囲網を抜けて、サニー号へと帰還しました。出典: ニジと共に2年間も戦争を続けていた国の兵隊を、4時間で全滅させています。正確な人数は不明ですが、おびただしい数の人が倒れています。出典: 13年ぶりに再会したサンジが、ニジに対して反抗しようとしたのに介入します。人質をちらつかせて、無抵抗な弟を兄弟で痛めつけます。出典: サンジに救われたことを受け、ジャッジの命令に従いルフィたちが式場を脱出するまでの間、ビッグマム海賊団と交戦します。しかし、相手はルフィを苦しめる事になる賞金10億越えのカタクリです。未来を見通せる強さを持つ能力者相手に苦戦を強いられ、一度は制圧されてしまいます。出典: 玉手箱の爆発により、混乱する式場から逃亡します。追いかけてきたビッグマム海賊団一万人とビッグマムの子供たちをイチジ達は返り討ちにします。能力者がいたかどうかは不明ですが、歯牙にもかけていません。出典: カタクリとの戦いを終えて消耗したルフィが、サンジと合流した所に登場します。彼らを逃がす為にビッグマム海賊団でも上位に位置するオーブンと戦います。オーブンは悪魔の実を食べた能力者で、全身から高熱を出します。ビッグマム海賊団でも指折りの能力者でしたが、イチジの攻撃を浴びてルフィを取り逃してしまいます。出典: ビッグマム編において重要な位置を占めるジェルマですが、イチジはルフィたちとそこまで関係を持ちません。明確に喋っているシーンは少なく、ニジやヨンジ、レイジュの方がルフィたちと言葉を交わしています。しかし、麦わらのルフィに対して興味を持っているシーンがあり、謎が残ります。出典: というのも、イチジはサンジと違った意味で、ニジやヨンジと別扱いを受けています。ワンピースファンの中では、それが先の話への伏線ではないかと考察されています。出典: サンジを連れ戻す為にルフィは決闘を申込ます。その場にはイチジ以外にも兄弟たちは居ましたが、彼らはへらへらと、まるでショーを見物するように眺めていました。ですが、イチジは黙ったまま二人の決闘を真剣に見つめています。この事から、ネットではイチジはサンジの強さや能力、あるいはルフィの強さや能力を計ろうとしているのではないかという推測が立ちました出典: ジェルマの兄弟たちはそれぞれ固有の色を持っていますが、それはレイドスーツを着用した時や髪の色に限定されます。普段の私服や幼少期の頃に使っていた訓練服はどれも似た色、同じデザインです。しかし、イチジだけは訓練用の服も私服も黒を使っています。出典: ジェルマで黒を使うのは、国王であるジャッジです。兜から鎧まで、黒を基本としています。この事からイチジは次期国王候補として目を掛けられていたと推測されます。出典: 子供時代の訓練でイチジはいつも一番です。ジャッジは彼に期待をかけ、服の色も特別なのを使っています。しかし、そんなイチジはジャッジに対して反抗的な一面を持っています。例えば、ジャッジがビッグマムと同盟を結ぶことも、「俺は王族だ!海賊であるビッグマムに従う気などない」とはっきりと宣言しています。出典: そして、ビッグマムの計画によって全員が捕まった時、命乞いをするジャッジに対して、「父上には失望した」と告げています。この言動からある考察がネットでささやかれます。出典: イチジは父親の思想を一番に受け継いでいます。王族である自分にプライドを持ち、目的のためならどんな犠牲を払ってでも成し遂げようとします。そんなイチジが父親を見限り、自分の道を歩んでもおかしくありません。ルフィとサンジの決闘を真剣に見つめていたのは、いずれ自分の邪魔になるかもしれない麦わら海賊団の強さや能力を調べるためだったのかもしれません。出典: 極悪非道で冷酷な面や、父親に対する謎など気になる所が多いイチジですが、実は意外な面もあります。それは女好きです。弟のサンジは美女を見ると、目がハートマークになりますが、実はイチジ達兄弟も同じです。女好きは家系だとしたら、ジャッジもハートマークが飛び出るのか気になります。出典: 一度は全滅したという嘘の情報を流してビッグマム海賊団の目を誤魔化せたイチジ達ですが、ルフィとサンジを逃がす為に殿を務めます。そして別行動をとっていたジャッジの前に冷静さを取り戻した四皇ビッグマムが登場します。絶望的な状況の中でジェルマ達に生き残れるのかどうか、そして今後のワンピースに関わってくるのか注目です。出典: サンジの衝撃的な離脱から始まったケーキホールアイランド編も、いよいよ残り僅かになりました。ジェルマ、ビックマム海賊団、ファイアタンク海賊団、そして麦わら海賊団と様々な勢力の思惑や謀略が交差した波乱の物語も終わりへと近づいていきます。しかし、ワンピースはまだまだ終わりません。今回紹介したイチジやジェルマを始めとして、魅力的なキャラクターと伏線が沢山ありますので手に取って読んで下さい。ハイキュー最終章にてキャラクター達のその後が描かれる中、なかな...2020年7月に完結したバレーボール漫画「ハイキュー!!」は女...かぶき町四天王とは銀魂の作中に登場するキャラクターたちの事で、...アニメも映画も大人気の「銀魂」は、登場人物やキャラクターたちの...『ハイキュー』の春高バレー本戦では優勝候補の強豪・稲荷崎高校が...暗殺教室にて初期から登場しながらもずっとその正体を隠し続け殺せ...2020年7月に感動の最終回を迎えたことで知られる「ハイキュー...ハイキューには様々な魅力的なキャラクターが登場しますが、その中...漫画・アニメ「ハイキュー」に登場した黒尾鉄朗と孤爪研磨(黒研)...夜久衛輔とは漫画ハイキュー!!に登場する音駒高校バレーボール部...「ハイキュー!!」は男子バレーボールを舞台にしたスポーツ漫画で...鴎台高校はハイキューの作中に登場する強豪バレーボール部がある学...『ハイキュー!!』に登場するキャラクター、及川徹と岩泉一は、青...古舘春一さん原作の少年漫画「ハイキュー」。そんなハイキューの主...古舘春一原作の漫画「ハイキュー!!」は長らく週刊少年ジャンプの...ハイキューに登場する高校の偏差値を高校の立地や環境から考察!当...暗殺教室とは、週刊少年ジャンプで連載されていた人気漫画作品で、...「ハイキュー!!」は男子高校バレーボールを題材にしたスポーツ漫...松井優征先生の代表作「暗殺教室」とは、触手の生えた謎の黄色い生...バレーボール漫画『ハイキュー!