僕は高校生の時に友達から宗教の勧誘をされました。その時は「俺は俺以外は何人たりとも信じないぜ」と言った中二病&「宗教の勧誘ってどうやるんだろ?」と言った興味のコンボで入信する気は全くないのに面白半分で話だけはちょこちょこ聞きに行ったりしてました。今考えるとせっかく熱心に勧誘してくれていた友人には申し訳なかったと少しは思っています。まあ結構しつこいしやり口も汚かったのでお互いさまだとも思っていますが(笑)今回はそんな僕の宗教に勧誘された経験とその際に学ん事についてです。目次僕が宗教の勧誘と出会ったのは、春も終わりを告げ梅雨が始まるほんの少し前でした。中学時代そこそこ仲の良かった友達Xからメールが来ました。このメールが僕と宗教の勧誘との最初の出会いでした。そんな事になるとも知らず旧友との再会に胸を特に躍らせることも無く待ち合わせの場所のマックに行きました。そこで見た光景は、友達二人と見たことないおっさんが何やらしゃべっている所でした。Aに呼ばれるままに席に着いた僕。ちょっと黙って様子を見ていました。どうやら友達Xもおっさんが何者かは知らない様子・・・「これは何となく嫌な予感がするぞ」って今なら思えるんですが、当時の僕は今以上にアホだっので、特になんとも思いませんでした。様子を見た結果「おっさん居るけど悪い人じゃなさそうだし。まいっか」くらいの気持ちでいたように記憶してます。ここから怒涛の展開です。マックでおしゃべりすると思っていたら、みたいなやり取りをして早々にマックを後にした僕と友達2人とおっさん。てっきり電車にでも乗るのかと思ったら、歩いていけるような場所に在るという事で徒歩で向かいました。ついた場所は、ただの雑居ビル!ここで能天気な僕もやばいって事に気づきましたね(笑)最初に頭によぎったのは、友達二人に嵌められたって事だったのですが、Xを見るとどうやら知らなかった様子。しぶしぶビルの中に入ってそこで見た光景は30帖位の畳の部屋で数珠と謎の経典を持って何かを祈る人達。某ジブリのキャッチコピー風に言うとまさに異次元、千と千尋の神隠し状態でした。軽くビルについての説明をされた後、数珠と謎の経典を与えられお祈り体験ツアーみたいな事をやらされました。体験ツアーを終えると、マックに一緒にいたおっさんから一通りその宗派の説明を受けましたが、全く興味が無かったので全く覚えていません。それから少し経ってやっと解放された僕とXは「宗教なんてやんないよね~」なんて話して別れました。これが僕と宗教の勧誘の初めての出会いです。その後も何度もデートのお誘いが来たので、僕は興味本位で気が向いたときに会ったりしてました。デートを繰り返していて分かったことはってことです。これら3点を考察していきたいと思います。僕が宗教に勧誘されるときは決まって友人Aと年長者が居ました。大学生くらいのお兄さんと友人Aの組み合わせが多かったです。今思い返すと、宗教の勧誘を釣りに例えると、魚は僕で、エサは友達、釣り上げるのは大学生のお兄さん、と役割分担されていました。もちろん釣られた後の出荷先は例の雑居ビルだったのでしょう(笑)1対2の交渉に効果があるのかどうかは知りませんが、宗教勧誘と言うある意味特殊な状況下においては気の弱い人はビビって入りますとか言ってしまいそうなので効果的な気もします。宗教によっては経典で二人で勧誘は行う事ってされている所もあるそうです。僕は「高校生はまだまだ子供だし、ちょっと年上の人間が話してやればいれば簡単に堕ちるだろ」みたいな雰囲気が大学生の兄ちゃんから感じとってムカついてましたね(笑)相手がそんな風に思ってたのかは分かりませんが僕はそう思っていました。これは何回かデートを重ねていて気付きました。ファミレスやマックで大体会うのですが必ず先に相手方が来ています。それで何故か奥の席に案内されます。それも巧みに手前の席に一人座って、隣の席には荷物を置いてるんですね。角の席って場合が殆どでした。こんな感じの席順でした。話を聞くのが嫌になって席を立とうとしても、友達がブロックしてくるので出れません。回って出ようにも隣は壁なのでそれも出来ません。5回くらいデートを重ねたのですが、この席順は変わりませんでした。当時から推理小説が好きで、僕の中の探偵スイッチが入ると急に観察力とかが上がるんですよね。当時も探偵気取りでこいつらの目的はなんだ?(勧誘以外にはなんもないですよね)ってのと「この俺様を本気で勧誘出来んのか?舐めんなよ!」みたいに思ってずっと彼らの事を観察してました(笑)黒歴史です。これってかなりあくどい手口ですよね。きっと逃げられることも多いからこのような事をするようになったのでしょう。この時点でこの宗教の底が知れた気がします。ほんとうに人の為を思って勧誘しているのなら、こんな小細工はしないはずです。少なくとこのやり方に気づいた方はいい気分はしません。これが一番宗教勧誘を断るうえで厄介な事です。間違いなく彼らを論破することは不可能です。彼らには経典と言った最強の武器があります。もちろんこの経典を信じる事は悪いことではないし、それで人生が幸せに過ごせるのならばそれは素晴らしい事だと思います。僕の経験からなぜ論破が不可能なのかを解説していきます。世間話を少しした後。毎回のようにする話です。大学生のお兄さん(以下 大)「君にとっての幸せは?」僕「お金持ちになる事です」大「お金持ちになる方法って知ってる?どうすればいいかちゃんとわかってるの?僕「ちゃんとはわかりません・・・」大「株とかいい会社に勤める事とかいろいろあるけど、これって結構大変な事なんだよ?」僕「そうなんですか。」大「そうだよ!凄い大変なの。たくさん勉強しなきゃいけないし(的な一般論を延々と・・・)」僕「それは大変そうですね」大「大変なのはわかってくれたよね?でも、もしこれが簡単に出来る方法があるとしたらやってみたいとは思わない?」僕「まあ、そんな方法があればやってもいいかな(宗教以外ならね)」大「僕たちがやっている方法があるんだけど試してみない?決められた時間に決められたことをするだけでいいんだよ?簡単だと思わない?」僕「確かにそうですね。どうやるんですか?」大「毎日お祈りをすればいいんだよ」僕「祈ったらお金が降ってくるんですか?」大「そういう訳じゃないけど、祈る事で幸せになれるんだよ!君は幸せになる為にお金が欲しいといったよね?って事はお金持ちでなくても幸せになれればいいんだよね?」僕「(そもそも幸せについて聞いてきたのそっちじゃん)なんか話変わってないですか?」(都合の悪い事は悉くスルーでした。)友達A「俺も祈ったら受験受かったよ!俺の成績じゃ○○高校に受かるのは難しいのはお前も知ってたよね?」僕「そうだっけ?(知るかボケ)」大「A君の様に幸せになるには、僕たちがやっているように祈ったりすればいいんだよ。だから君もやってみようよ!」僕「嫌です」こんな感じのやり取りを延々と繰り返します(笑)この宗教の最終到達点が個人の幸せなのかは分かりませんが、僕を勧誘してた人達はこぞって「幸せ」って言葉を多用していました。「永遠の命」「家族の健康」等いろいろ言ってみましたが、結局は「幸せ」だよねで片づけられてしまいました。そこからは「僕らの幸せはこうだから君もこうすれば僕らのように幸せになれるよって」おきまりの話になりました。個別具体的な事は避けて、「幸せ」など言った抽象的な事に話題をもって行きたがっていました。僕の例で考えると、幸せってそもそも人によって違いますよね?幸せになる為の方法も人それぞれですよね?幸せの答えは人によって違うしその方法も千差万別なはずですが、他の事をしていては幸せになれないし、われわれの教えを守らないといつかバチが当たるぞとも言われました。天災やなんかを持ち出して説明された記憶があります。僕を勧誘していた大学生もそのような凝り固まった考え方の持ち主でした。そんな感じの人から出てくる言葉は「宗教の教えを守っていて幸せだから、あなたも守れば幸せになれるよ。」です。そんな訳で勧誘中に難色を示すと「やってないんだからやればいいじゃん」って事になるんです。それでも拒否していると「やってないのに否定するのはおかしくない?」って怒気を含んだ論調になっていきます。結局話の次元が「やる」「やらない」と言った個人の選択と言ったところまで来ます。ここで「やりません」「はい、わかりました。残念です。」で終わればいいのですが、ほとんどの場合終わりませんよね(笑)僕と勧誘者の会話のような事が話題を変えて繰り返されるだけです。「やってないからやれ」を論破するには「やってみる」しかありません。このような事情から勧誘される側は彼らを論破することは不可能なのです。ちなみにやりたくない理由を延々と説明しても彼らは「体験してみなきゃ分からない」としか最終的には言わなくなります。どう頑張ってもこうなります。正直かなりうざかったです(笑)まあ興味本位で何度も会いに行ってるんで僕の場合は自己責任ですが(笑)僕がこの経験を振り返って今になって分かったことは、当時は全然わかっていなくて論破してやろうと頑張りましたが、これは断るといった視点で見たら良くない事でしたね(笑)まあ、当時の僕の場合面白半分にやっていたので早く終わらせるって目的はなかったですが・・・早く断りたい時は、なんかしゃべると相手がそれに合わせて「あーだこうだ」言ってくるので徹底的に相手の話を聞いていればよかったんだと思います。こっちの情報を必要以上に出さなければ、あっちも「あーだこうだ」言えなかったはずです。やりたくない理由をしゃべる事で、相手の話を無駄に長引かせるだけでなく、説得できるかもっていう期待を持たせてしまっていたんだと思います。加えてこの方法は宗教に限らず色々な事に応用できると思います。今回の記事は以上になります。最後までお付き合いくださりありがとうございます。 PC広告PC広告 騙しやすそうなのか、それともそんなに信心深そうに見えるのか僕ほど宗教に勧誘された事がある奴も珍しいでしょう。 ここでは番外編として、他の勧誘時や上では紹介しきれなかった断り方の簡単な方法をご紹介します。 執筆者:comment このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。カフェでのバイトをしてみようと考えている人にとって一番気になる事って仕事の内容だと思います。きついか楽かを基準にバイトを考える人。やりがいを求める人。など様々疑問があると思います。そこでカフェで6年程 … 僕は酔っ払いが大っ嫌いです。まあ好きな人もいないと思いますが・・・ と言っても僕は飲み会自体は好きです。厳密には酒癖が悪い人が死ぬほど嫌いです。 普段はいい人なのに、お酒を飲むと急に人が変わったかのよ … 名探偵コナンの劇場版第21作「から紅の恋歌(ラブレター)」がもう少しで公開されますね!予告で百人一首が登場していることからも百人一首が事件のキーポイントになるのは確定でしょう。予告詐欺がひどいコナン映 … 勉強や友達とのおしゃべり等様々な場面でカフェを利用する人は多いと思います。僕も週に4日位カフェを利用させてもらっています。アイスコーヒー、ブレンド、カフェオレ、カフェラテ等の定番から、季節ものとしてイ … 野菜には旬があるように缶詰にも食べ頃があるのって知っていましたか?缶詰なんていつ食べても一緒じゃんって僕は思っていましたがどうやら違うようです。魚介系の缶詰なら製造してから○○後フルーツの系なら製造後 … 人気記事トップ10プロフィール最近の投稿最近のコメントアーカイブカテゴリー2020/05/102020/04/142019/12/042019/11/222019/11/16 宗教の勧誘の断り方と勧誘されてわかった3つの事 投稿日:2017年4月13日 更新日: 2017年4月14日 僕は高校生の時に友達から宗教の勧誘をされました。