ペットには公的な健康保険制度がありません。動物病院は、自由診療なので、思わぬ高額な診療費がかかることがありま...2020.07.02
ある日突然、 当然、すぐにでも病院へ連れて行って「早く治してあげなくては!」と思うことでしょう。 しかし、病院で一時的に治すだけが治療ではなく、じつは「そのあとの生活環境」も大切なのです。 では、どんなことに気を付けてあげたらよいのでしょうか? 今回は、そんなお話です。 目次 猫のくしゃみや鼻水の症状には、「猫風邪」のようなウィルス性の病気やダニやノミのような小さな虫、あるいはハウスダストや食べ物によるアレルギー性のものなど、じつに様々な要因があります。 ただし、敢えて細かく知る必要もなく、簡単にウィルス性なのか?虫なのか?あるいはアレルギー性なのか?というような大きなカテゴリーを把握するだけでよいのです。 たしかに、その原因の詳細を知っておくこと・・・たとえば猫風邪と診断され、それが猫カリシウィルスだった場合、その特徴や対処法を学ぶことも大事なのは事実です。 しかし、いきなり細かい事まで頑張って憶えようとすると、普段聞き慣れていな分、自身で混乱を招いてしまう可能性や、その病状によっては「やってはいけない!」こともやってしまう恐れもでてきます。 また、現在ネット上で掲載されている専門的な対処法などは、当然、正しい意見も存在しますが、なかには素人の方の個人的見解の場合もあり、獣医さんの意見とは大幅に食い違っていることもあるので、あまりオススメはできません。 さらに言えば、それらウィルスの対処や治療法などは、飼い主さんの仕事ではなく、 そんなわけで、飼い主さんは、そのとき愛猫に出きることが何であるか?それを考えるために、細かいことは抜きにして、くしゃみや鼻水の原因が 鼻水の根本的な原因とは別で、鼻水が出るという原因に、単純に深く関わってくるのが、涙です。 この基本的なメカニズムは、人間も猫も一緒なので、たとえば自身が「泣いている」ときの状況を思い浮かべてみれば、猫の涙や鼻水の状況も分かりやすいのではないでしょうか。 ただ、猫は自発的に泣くことはないので、何かが原因で涙が出る場合がほとんどです。 目にゴミが入ったときや、くしゃみをしたとき、あるいは病気やアレルギーなどが原因で何度も吐いてしまうときなどでも、涙が出る場合もあるのです。 そして、人間と同じような感じで、涙線から出た涙、それが鼻腔を伝わっていき、鼻水の原因にもなっているのです。 猫が涙目になる原因も、くしゃみや鼻水のときと同じような場合が多く、先程も言ったように、総合的に言えば猫風邪であり、少し細かく言えば また、たとえ長年、愛猫を世話している飼い主さんであっても、それまでの考察で愛猫の病状を推測するのと、病院での正確な検査での見解は、ときとして「大きく違う」ということを常に念頭に置いておくことが重要です。 つまり、長年の感だけで判断せずに、少しでも愛猫の病状に疑問を持ったら、病院で検査してもらうことが大切なのです。 ↑愛猫リル 私の愛猫リルは、長い間、くしゃみや鼻水に悩まされてきましたが、そのとき目が潤んでいたのも、紛れもない事実です。 では、何で目が潤んでいたのか?それを改めて考えてみると、多分、「壮絶なくしゃみの連発」からではないかと思いました。 とにかく、くしゃみの連発さ加減がものすごく、一回の動作で、20回以上「クシュ!」という音とともに、体を細かく震えさせていました。 しばらくして、くしゃみが治まると、リルは決まって涙目になっていました。 多分、泣けるほど辛かったのでしょう。 この症状が酷いときは、目の周りが目ヤニだらけで、いつも拭きとっていた記憶があります。 逆に考えると、くしゃみをしていないときは、特に涙目になっていることはなかったのです。 今は症状も治まって、くしゃみを20連発することもなくなりましたが、もっと深く考えてあげていれば、もう少し違った良い対処が出来たのではないかと反省しています。 猫が鼻水やくしゃみ、涙目のときは「風邪だろう」などと軽く考えずに、その根本的な原因を考えてあげることが、症状改善への1番の近道なのです。 また、猫風邪はただの風邪ではなく、ウィルス性の病気の総称なので、それを重きに受け止めて、病院で適切な処置を受けさせてあげることを強くオススメします。 たしかに、全国の猫の飼い主さんは、猫を飼うことに関してはプロかもしれません。 愛猫の病気は、病気のプロである獣医さんに相談することや診断してもらうこと、それが最良の手段であるということを、忘れないでくださいね。 コメントを投稿するには 猫にはいろいろな種類がいます。種類によって大きさや性格も変わってきますが、スコティッシュ・フォールドはどのような猫な...2020.03.06猫を新しく迎えた時には、健康管理についても考えていく必要があります。とくに子猫の時には、予防接種や健康診断だけでなく、「...2020.02.12「〈 アニコム獣医師監修 〉猫との暮らし大百科」は、愛猫との健やかな暮らしをサポートする猫情報サイトです。Copyright © Anicom Insurance, Inc. All rights reserved. ⇒猫がくしゃみで鼻水や涙が止まらない!原因&対処法は? ペットの『臭い』が気になる人必見! ペットの臭いが洗濯物やソファにつくのが. 猫のくしゃみの原因は? くしゃみをするのは、なぜ? 鼻水とほぼセットで出てくるのが、このくしゃみ。猫のくしゃみは人と似ているため、鼻水よりも症状に気づきやすいと思います。生理的なくしゃみ(日常生活で出るもの)もありますが、病的なくしゃみについて解説します。 くしゃみの
猫の涙とくしゃみの意外な関係性と注意すべき病気とは? 猫に鼻水と目ヤニがあるときに気を付けるべき深刻な3つの事とは? 猫が涙と鼻水を出しているときに注意すべき5つの重大な症状とは? 猫の涙が赤い時に考えられる病気と重大な原因とは? 風邪をひいたときなどに起こる症状のひとつ、鼻水。鼻が詰まって苦しかったり、四六時中鼻水が出て集中できなかったり、地味ですが不快な症状ですよね。それは、猫だって同じ。猫もさまざまな理由から鼻水が出ることがあります。今回は、その原因や対処法について見てみましょう。鼻水が出ているとき、あわせて他の症状が起こることがあります。そのいくつかをご紹介します。人と同じく、ウイルスや細菌による感染症を起こしている場合、鼻水とともにくしゃみをする場合があります。また、花粉やハウスダストなどへのアレルギー症状の可能性も考えられます。ウイルスや細菌による呼吸器感染症を発症した場合、鼻水とともに発熱が見られることがあります。猫は、発熱すると極度にごはんを食べなくなる子もおり、栄養不足や脱水によってさらに体調が悪化することも。鼻水と目やにが同時に見られる病気は、ウイルスや細菌感染症、クラミジア感染症など、多岐にわたります。これらは伝染する病気です。多頭飼育をしている人はとくに注意が必要です。鼻水が出る理由は、さまざま。具体的には、どのようなものが鼻水の原因となるのでしょうか。俗にいう「猫風邪」とは、猫ヘルペスウイルスが原因の「猫ウイルス性鼻気管炎」や猫カリシウイルスによる「猫カリシウイルス感染症」を総称して言います。花粉やハウスダスト、煙など、異物が鼻の粘膜を刺激することで鼻水が出ます。透明でサラサラした鼻水が出ることが特徴です。何かしらの原因で鼻の粘膜に炎症が起こった状態のことを「鼻炎」といいます。ウイルスや細菌、真菌による感染症のほか、花粉やハウスダストなどのアレルギー性のもの、刺激性の薬品・煙、異物によるものなど、さまざまな要因があります。真菌(カビの一種)により引き起こされる感染症で、感染する場所により症状が変わりますが、呼吸器に感染すると鼻水・くしゃみ・肺炎などの症状が見られます。鼻水の原因のほとんどは猫風邪ですが、腫瘍によって起こる場合もあります。鼻や口の中、その周辺に発生した腫瘍は、猫に鼻水やくしゃみを起こさせます。この場合は、手術による切除も考えなければならず、積極的な治療が必要となります。病気でなくても鼻水が出ることはあります。その場合は通常透明でサラサラしています。一方で病気にかかった時には、色や粘度が変化することが多いです。どう変わったのかは、獣医師の病気の診断をするうえでも重要なので、しっかり観察しておきましょう。主に、細菌の感染によって、白血球などの免疫細胞や細菌の死骸が混ざり、ドロドロとした緑がかった黄色い鼻水が出てきます。鼻水が赤かったり、ピンクがかっている場合は、血液が混じっていることが多いです。この場合は、重症化した鼻炎や副鼻腔炎や、ケガ等による鼻血であることがほとんどですが、慢性化している場合は、鼻腔内腫瘍(びくうないしゅよう)といった病気も考えられます。多少、鼻水をたらしていても、家で様子を見て終わる場合が多いかもしれませんね。ただ、前述の通り、進行して重症化する病気もあります。何より一番有効なのは、やはり獣医師に診てもらうこと。「鼻水は、いつから出ているか」、「色や状態はどうか」、「ほかに症状はないか」、「悪化していないか」など、診断の材料になりそうな情報を、あらかじめメモしておきましょう。鼻水の原因が明らかとなり、動物病院で薬をもらったら、用量・用法を守って与えましょう。感染症の場合は、症状がしぶとく続くことが多いです。猫が嫌がるからと、途中で薬をやめてしまうと、症状がぶり返したり、だらだらと長く続いたりします。根気強く治療することが肝心です。猫の鼻水が気になるときは、ティッシュなどで拭いてあげるとよいでしょう。時間が経ち、固まってしまった鼻水の場合は、無理に取り除こうとしてこすったりせず、濡れたガーゼやコットンなどでふやかしてから、ふき取ってあげてください。鼻水とほぼセットで出てくるのが、このくしゃみ。猫のくしゃみは人と似ているため、鼻水よりも症状に気づきやすいと思います。生理的なくしゃみ(日常生活で出るもの)もありますが、病的なくしゃみについて解説します。基本的に、鼻水と同じく「猫風邪」が原因であることが多いです。前述の通り、猫風邪は、猫ヘルペスウイルスや猫カリシウイルスが感染することで起き、地域猫(のら猫)の多くが感染していると言われています。とても感染しやすいため、家の中でだけ飼っていても、突然発症することがあります。症状は、一般的な人の風邪と似ていて、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目やに、咳などが見られます。中でも、特にくしゃみと鼻水は見られやすい症状と言えるでしょう。この猫風邪は、ワクチンで予防することができます。ほとんどの動物病院で接種することができ、子猫の時は複数回注射しますが、その後は年1回~数年に1回程度を定期的に接種することで予防をします。しかし、インフルエンザのワクチンと同様、この予防接種をしたからといって、100%発症を防ぐことができるとは言い切れません。発症の確率を下げたり、症状をおさえたりする一助になると考えておきましょう。くしゃみは、上部気道(口、鼻、のどなど)に異常が起きるときに出る症状です。猫風邪以外にも、こうした上部気道に何らかの炎症や刺激があれば、頻繁にくしゃみをする可能性があります。例えば、歯周病や歯肉炎が進み、膿が鼻の中の方まで達すると、くしゃみが出ることがあります。腫瘍(良性・悪性)でも起きますし、ノギのような植物が鼻の中に入ってくしゃみが止まらなくなることもあります。また、アレルギー性鼻炎でもくしゃみは一般的です。くしゃみは、原因がさまざまなので、その原因に応じた治療法が適切です。感染症であれば、抗菌薬や抗ウイルス薬などが使われます。腫瘍であれば、手術の可能性もあるでしょう。病気やケガは、いつわが子の身にふりかかるかわかりません。万が一、病気になってしまったり、ケガをしてしまっても、納得のいく治療をしてあげるために、ペット保険への加入を検討してみるのもよいかもしれません。アニコム損保が保有する世界最大規模の診療データをもとに、猫種別・年齢別・性別のかかりやすい病気や、診療費の目安、平均通院回数などの統計データを調べることができます。小川篤志猫と暮らしている人であれば、多くの人が疑問に思うのが鳴く理由です。声色や仕草などで、ある程度何が言いたいのかわかるという...2018.01.30