ドレージ輸送に関する基礎的な知識をご紹介しています。ドレーは、港から配送先までの往復料金に対して課金する「ラウンド料金制」を採用しています。この記事では、このドレー代金が決める仕組み(タリフ)、ドレーの写真や手配方法などを初心者向けに解決しています。
今回は、「コンテナ・ドレージ」という輸送料金についてご紹介します。フォワーダー(Forwarder)からの請求書に記載されていることも多い貿易用語ですので、すでにご存じかもしれませんが、ここでは貿易初心者向けに少しかみ砕いて解説していきましょう。 ドレー会社は指定の場所時間にコンテナをつける 通関業者に頼む場合は納品日と納品時間を伝えるだけで全部やってくれました。 自分がクロアチアワインを輸入した時も全部おまかせな感じでしたが、その時もやっぱり手配自体は自分できない仕事というわけではないんだなと思っていました。 今日はドレー会社が何をしているのかをお聞きしたくて。実は先ほど、フォワーダーさんに輸入貨物の配送をお願いしたところ「ドレー会社に配送できる日程等確認しておきますね」と、言われたんです。そのときは、初めて聞いた言葉ながらに 「健全な混載事業が行えない」――。深刻化する港湾混雑によるドレージコストの増大を受け、海上混載(LCL)業者は史上初の「ドレージ・チャージ」を導入する。コンテナヤード(CY)からCFSに横持ちする「港内ドレー」が高騰しており、「もはや抗しきれない。
■HUNADEサービス一覧日本の港へコンテナが到着をしました。無事に税関への輸入申告も終わり、いよいよ日本国内にむけて配送をします。このとき「コンテナのまま」輸送することを「ドレージとは、元々、馬による「荷車」のことを指します。馬が荷物を引っ張りながら輸送している姿をイメージしてください。その現代版がコンテナを輸送するときに使う「トラック?」です。下の画像画像引用元:山城運送様この頭の部分に20フィート(6m)や40フィート(12m)のコンテナをつなぎ運びます。国内の輸送先までは、コンテナのまま運ぶため、輸送先ではドレージ料金は、独特な「ラウンド制」を採用しています。ラウンドですから、往復ですね。コンテナが保管されている港から、国内配送地までの例えば、港を基準にして配送先が片道20キロの距離にあるなら、20×2=40の「ラウンド40」の料金です。片道が50キロであればラウンド100です。ドレーの料金は、港から配送地までの「往復料金」が基準となり、課金されることを覚えておきましょう!ちなみに、税関検査などをするときは、コンテナターミナルから、税関検査場まで近距離輸送することがあります。この近距離輸送は「ショートドレー」という扱いであり、通常の配送料金に加えて、+10000円ほどの料金が加算されるのが一般的です。*ショートドレーとは、港から往復10キロほどの近距離への輸送をです。一般の荷主であれば、税関検査に当たらない限り、請求されることはありません。ドレーの配送料金は、どのように決まるのでしょうか? その目安となる物はあるのでしょうか? ドレー料金には、いわゆる例えば、ドレー会社は、以下のタリフを採用、あなたの配送先は、ラウンド50に該当するとしましょう。この場合、ラウンド50の部分の配送価格になるかと思いますね。しかし、表の価格は、あくまで「基準」です。この基準価格に料率をかけると配送料金が決まります。仮にドレー会社があなたに対して「料率を50%」とするとき、100000×0.5で50000円(ラウンド50)が請求されます。この料率は、継続的な依頼や物量、これまでの実績などにより変化していきます。また、直接ドレー会社に依頼をするのか。通関業者を通して手配するのかによっても変わります。ドレージによる配送料金は、港から国内配送先への往復距離に対して課金されます。この他、ドレーに関してかかる可能性がある費用は「待機料金」です。実は、配送先へコンテナを届けた後、運転手はデバンが完了するまで、その場で待機しています。この待機時間は、ドレージの手配は、通関業者を通して行う場合と自身で行う場合の2つがあります。1.ドレー会社に本船名と納品場所、納品希望日などを伝えて予約する。通関業者にお願いする場合は、納品日と納品時間を伝えれば、あとの手配はすべて行ってくれます。2019年現在、日本列島全体で人手不足が続いています。ドレー業界も人手不足の例外にあらず、2020年現在は、コロナの影響により、以前よりも余裕があります。しかし、AI等の自動的な配送等が実現しない限り、根本的は、ドレージ不足の問題は解決しないとみています。これを受けて各社は、地方港へ荷揚げをシフトするようにしています。例えば、東京揚げの物を茨木辺り、名古屋の物を北陸方面等、主要なコンテナターミナルを避けるように海上輸送するパターンが増えています。事実、関連キーワード:日本国内に配送する際のドレージ代金に対する消費税は免税にできます。ヒントは保税状態で輸送し、任意の場所(保税地域)に移動し、そこで輸入申告と許可を受けることです。外国貨物は、輸入許可をもって内国貨物に切り替わると定義されているため、外国貨物のまま(保税状態)で最終目的地のまま輸送するのです。詳しくは、ドレージに関してよくある勘違いすることに「ドライバーがデバン作業を手伝ってくれる」ことがあります。これは大きな勘違いです。ドレーの運転手は、デバン作業を一切手伝いません。たった一つの段ボールでさえ運ぶ義務はありません。少し極端なことを言えば、デバン作業中、トラックの車内で寝ていても、荷主は一切文句を言う権利はありません。なぜなら、ドレー代金には、港から配送地までの輸送代金のみが入っており、輸送先におけるデバンの手伝う費用等は、一切、含まれていません。この部分を勘違いしないようにしましょう![スポンサードリンク] 海上フォワーダー業界に、混載(LCL)便を対象にドレージチャージを導入する動きが広がっている。 港湾混雑でCY~CFS倉庫間のコンテナのトラック輸送(ドレージ)料金が高騰しており、混載業者としてはこのコスト増加分の一部を、荷主に負担してもらう意図だ。
昨今の日本では「ドレーが取れない」という言葉をよく聞きます。私も日本に貨物を送る時でスケジュール通りに必ず届けないといけない場合、ドレーの手配に関しては気を使ってしまいます。 またタイからであっても、「ドレーの費用は安く … プロの運び人(フォワーダー)による貿易実務・貿易事務・物流営業の仕事を分かり易く解説する事を目的としたブログです。メーカー・商社・フォワーダーの輸出入の仕事に役立つ情報を更新していきます。昨今の日本では「ドレーが取れない」という言葉をよく聞きます。私も日本に貨物を送る時でスケジュール通りに必ず届けないといけない場合、ドレーの手配に関しては気を使ってしまいます。またタイからであっても、「ドレーの費用は安くないな。。」という印象もあります。このドレーとはいったい何のことでしょうか?今回はドレーの料金体系について解説したいと思います。チャンネル登録宜しくお願いします!まず「ドレーとは何か?」から説明を始めましょう。輸入の場合は保税地区にあるCY(コンテナヤード)から輸入者の工場など指定の場所まで輸送すること、輸出の場合はその逆で輸出者の工場や倉庫からCYまで輸送することです。業者によっては「ドレージ」と呼ぶこともあります。違いはありません。同じ会社の中でもドレージと呼ぶ人とドレーと呼ぶ人に分かれることもあるくらい、何の差もないので気にしなくていいと思います。アルファベットで綴る時は「DRAYAGE」となります。アライバルノーティスのチャージ費用として記載されていることもありますのでこのスペルは覚えておくとよいですよ。その輸送を主たる業務として経営している会社のことを「ドレー会社」と呼びます。業務の性質上、港の周りに営業所のあることが多いですね。フォワーダーでも大手はドレー専門の子会社を作って、連携して輸送を行っている会社もあるよ!時々 トラックの頭だけが走っているような車両を大きな道路で見かけませんか?あれはそのトレーラのことをドレーの料金というのは「ラウンド制」、つまり往復料金で設定されています。基本的には港から輸送先までの距離で決められています。細かく何キロで何円、というよりは地域で設定されている業者さんが多いです。例えば名古屋港から豊田市であれば3万円という形ですね。宅配便の料金設定をイメージしていただければわかりやすいです。各業者さんで料金表をお持ちだと思いますので、都度確認していただければ問題ありません。特に何もなければこの基本料金だけでドレーの依頼はできますが、まずは待機料金の発生する場合があります。コンテナを港から運んできてドライバーさんは、通常の時間内であればこの待機料金も基本料金の中に含まれています。その他には3軸費用というものがあります。タイヤ6個の方がもし、コンテナの総重量がおおよそで20フィートなら約20トン、40フィートなら約24トンを超える可能性がある場合は、3軸シャーシを使用しなければならないと国内関係法令で定められています。運送会社としてこの法を破るわけには決していかないので、ドレー会社は重量の重い貨物の輸送依頼が来たら念のため3軸を用意したいと言うことが多いです。3軸シャーシは大体プラス3,000円~5,000円かかりますし、2軸よりも圧倒的に台数が少ないのであとはMGシャーシ費用というものがあります。これはMGはMotor Generatorの略で、このMGシャーシは料金がとても高くなります。大きいところでも数える程度しか保有していなく、リーファーコンテナの需要が高まる夏場などは取り合いになります。なのでリーファーのシャーシ確保は結構大変なんだよね。。最後に1点、長距離のドレーを依頼する際にも注意が必要です。例えば東京港~青森県など長距離となる場合は交代要員として当然ながら人件費が2倍となり合計でのドレー料金もかなり高くなります。海上運賃が安いからといって遠くの港へコンテナを到着させたりすると結局ドレー料金が割高になり損をしてしまうこともありますので、輸出入の際にはコンテナドレー料金も念頭において計画を立てるようにされるとよいですね。長距離輸送するなら港も考えなあかんな。ドレーの料金体系についてご理解いただけましたでしょうか。正確な料金設定はドレー会社さんによってまちまちですので必ず確認してくださいね。ドレーは通関業者を通して通関などと一式でご依頼される方が多いですが、自分で依頼することももちろんできます。そうすることで、お得なドレー料金を手配できる可能性もあります。次回はその依頼のコツなどについてお話したいと考えています。 コンテナに関わる二つのチャージを説明しています。デマレージとは港から指定の期間内に貨物を搬出しないときにかかる料金、ディテンションチャージは港から搬出した貨物を一定期間内に港へ戻さないときにかかる料金です。