人種差別(主にインディアン)をテーマに壮大なスケールで描き上げた長編大作。ニューヨークからアリゾナまでアメリカ大陸を横断。度重なる不幸を背負いながらも、成長していく日本人女性。ナヴァホ・インディアンの伝統や言い伝えなど、とても興味深かった。生きるとは…、幸せとは…、そして、愛とは…、読後感はすっきり。 『翼―cry for the moon』(村山由佳) のみんなのレビュー・感想ページです(36レビュー)。作品紹介・あらすじ:オマエハヒトヲフコウニスル。その呪われた言葉から逃れられない…。NYと広大なアリゾナを舞台に繰り広げる自由と哀しみの物語。 読んでいるあいだ、真冬(マフィ)が常にわたしのなかにいた。
村山由佳は1964年生まれの恋愛小説作家です。2003年に「星々の舟」で直木賞を受賞した他、2009年には「ダブル・ファンタジー」で中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、柴田錬三郎賞の3つの文学賞をを受賞し話題となりました。 村山由佳の『翼 cry for the moon』(集英社)を読む。 前半は何度も投げ出したくなった。なぜなら、夢も希望もない物語として開始された上、簡単に人が死ぬからである。私は登場人物が簡単に死ぬ作品が好きではないのだ。 私としてはあまり納得がいかない。ひとつ言えるのは、書き手と主人公が「オンナ」だったなあ、ということ。こういう人は、ホントにリアルにいる。
読後感、良いです!!愛って少しずつしか養えないものなのかな。自分の中で決着つけないと次に進めないってところに至極共感。 * この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます 『天使の卵』で有名な著者の作品。とてもボリュームがありますが、けっこう一気読み。
これくらいの重みのある物語は大好物。 分厚い割には読み易かった。でもちょっと各登場人物が”人種のステレオタイプ典型例”っぽ過ぎたかなあ…。あと最後の方のあの家族のあの方向性には「あそこまで行くかなあ?」とちょっと疑問。
村山 由佳『翼 cry for the moon』の感想・レビュー一覧です。ネタバレを含む感想・レビューは、ネタバレフィルターがあるので安心。読書メーターに投稿された約182件 の感想・レビューで本の評判を確認、読書記録を管理することもできます。 1964年、東京都生まれ。著書に『星々の舟』(直木賞)、『ダブル・ファンタジー』(中央公論文芸賞、島清恋愛文学賞、柴田錬三郎賞)、『ミルク・アンド・ハニー』『燃える波』『はつ恋』など、多数。
オマエハヒトヲフコウニスル。その呪われた言葉から逃れられない…。NYと広大なアリゾナを舞台に繰り広げる自由と哀しみの物語。
真冬は幼少の頃のトラウマから逃れたい一心でニューヨークへ留学して5年になる。その間に大学講師のラリーと親しくなりプロポーズされるがなかなか受け入れられない。母親からの虐待に遭い幼い頃から親の愛情を受けてこなかったせいで彼女自身を恋愛に臆病にさせていた。しかも学校では名前が珍しいからといじめの標的にされ、真冬はもう自分が日本人であることすら棄てる気持ちでニューヨークへきたのだった。ラリーの包容力で頑なな真冬の心が溶け結婚を決意したが幸せに満ちたはずの挙式当日悲劇は起こる。そして真冬はニューヨークの喧騒を離れラリーの故郷アリゾナへ。
村山由佳 012 翼 ~cry for the moon~(おすすめ度:A) <あらすじ> 父親に自殺され、母親からは「お前は人を不幸にする」と徹底的に拒まれ、帰国子女であること、名前が特殊であることなどから日本の学校でも苛められ、篠崎真冬は深い傷を負ってニューヨークの大学に通っていた。
2020年6月19日に村山由佳さんの最新刊「ありふれた祈り」が刊行され、20年以上続いてきた「おいしいコーヒーのいれ方(通称“おいコー”)」シリーズが遂に完結しました。 待ちに待った「おいコー」の続編が読めるなんて、こんなに嬉しいことはありません!
村山由佳さんの小説『ダブル・ファンタジー』あらすじと感想です。ネタバレあります。wowowドラマの登場人物とキャストをまとめました。ジョン・レノン&オノ・ヨーコの 「ダブル・ファンタジー」 とタイトルの意味についても書いています。 かなり前にイイという評判は耳にしていたが‥スッゴく平たく感じたのは真冬の成長記。良くも悪しくも。最近村山由佳を続けて読み過ぎたかなぁ。つまらなくは無いんだけどスラスラページが進む程には面白く無かった。ちょっと離れようかな‥
村山由佳「おいしいコーヒーのいれ方 第1シーズン」読む順番 第1シーズンと第2シーズンがあり、集英社から刊行されています。 おすすめの読む順番としても刊行順が一番良いので、順番に紹介していきま … 村山 由佳 むらやま・ゆか(1964年7月10日 – )小説家。東京都出身。立教大学文学部日本文学科卒業。社会人生活を送ったのち、『天使の卵-エンジェルス・エッグ』にて第6回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。代表作に『おいしいコーヒーのいれ 村山 由佳『嘘 Love Lies』の感想・レビュー一覧です。電子書籍版の無料試し読みあり。ネタバレを含む感想・レビューは、ネタバレフィルターがあるので安心。