2(誘ったり勧めたりするときに用いる)どうですか。 ㋒どうでもよい。不要だ。無用だ。 ビジネスで考えなしに「大丈夫ですか」というフレーズを使っている方がいるかもしれません。しかし、こちらは敬語表現としてはいくつか問題点があります。こちらでは「大丈夫ですか」は敬語なのか、他に言い換える方法はないのか、といった点について説明しています。 4反語を導く語。どうして。 こちらは、もともとは「どう」というニュアンスです。つまり、相手の気持ちを尋ねる言い回しとなります。いいか悪いかではなく、どう思いますか?ということを伝える訳です。いかがに比べると若干丁寧さがあって、相手の選択する気持ちを汲んだ言い方となります。
「大丈夫でしょうか?」と伝えることは相手に大丈夫であることを再確認するためです。つまり「大丈夫ではないはずはないですね。」と相手に念を押す意味合いもあります。こう考えてみると威圧的な印象を与えてしまうフレーズなのです。1 あぶなげがなく安心できるさま。強くてしっかりしているさま。 × 次回は来週の木曜日で大丈夫でしょうか?
相手の問いかけに対して何も問題がない場合によく「オッケーです」と使われます。とても使いやすい言葉ですが、ビジネスシーンにおいては「オッケーです」を使っても問題はないのでしょうか。普段の生活でよく使われる「オッケーです」について考察していきましょう。 ㋔向いている。ふさわしい。効き目がある。 簡単に言うと、「これで考えていますが、あなたの気持ちとしてはどうですか?」という事です。「よろしい」と「いかが」について考えてみましたが、「大丈夫でしょうか?」の使い方とは異なり、目的がはっきりとしてきました。単に決まったことをいいか悪いかを尋ねるには「よろしい」、相手の気持ちを汲みながら気分よく交渉を進めていく場面では、「いかが」を使って伝えることが重要だと思います。では、目上の方には「大丈夫でしょうか?」のほかに、どのような言い方がいいのでしょうか。社内の目上の方もそうですが、最初にお話したようにビジネスの相手方は目上の方も多いですし、お客様は年齢に関係なく自分よりも立場が上の方になります。例を挙げながら考えてみたいと思います。 ○ 先週のお打ち合わせで伺いました通り、次回は来週の月曜日でよろしいしょうか? × 先週のお打ち合わせで伺いました通り、次回は来週の月曜日で大丈夫でしょうか? 皆さんは、ふとした時に「大丈夫です」という言葉を使ってしまっていませんか?実は、その言葉、敬語ではないかもしれません。ビジネスシーンにおいて、メールや連絡手段で使用する言葉でもある為、可能な限り、しっかりとした敬語で返したいですよね。今回は、丁寧な言い方を紹介いたします。目次「大丈夫です」の間違った敬語の言い換え表現1つ目は、了解です。という言い換えです。そもそも、了解ですという言い換え表現は、敬語ではありません。しかも、「大丈夫」という言葉には、2パターンの意味があります。肯定の意味の大丈夫と、否定の意味の大丈夫です。了解ですという言葉は、親しい間柄なら通じるでしょうが、会社などの、人間関係がしっかりとしている場所では使ってはいけないのです。自身が上司の場合、何かを指示した際に、「了解です」と言われて、違和感を感じますよね。それだけ、軽い言葉ということなのです。「大丈夫です」の間違った敬語の言い換え表現2つ目は、OKです。という言い換え表現です。「OK」という言葉も、敬語ではありません。海外なら構わないかもしれませんが、ここは日本です。「OK」という言葉を社会で使用するには、あまりにも軽々しすぎるのです。ビジネスにおいては、しっかりとした敬語を使用しましょう。「大丈夫」という言葉の中にも、敬語に言い換え表現が出来る言葉がたくさんあります。メールなどの返信の際も、気軽に「OKです」という言葉を使ってしまうと、常識がない人だと思われてしまうでしょう。「大丈夫です」の間違った敬語の言い換え表現3つ目は、結構です。という言い換え表現です。さて、この「結構です」という言葉ですが、目上の人や、上司に対しては特に使ってはいけない敬語の言い換え表現と言われています。この言葉は、逆に上司や目上の人が、目下の人間に使用する際の言葉です。だからこそ、目下の人間が使ってしまうと、失礼に値する言葉なのです。下記の記事は、そんな上司や目上の人に対して送る、ビジネスメールの書き方のご紹介をしています。是非、ご覧ください。上司や目上の人にビジネスメールを送る場合の正しい書き方はご存知でしょうか。ビジネスメールを書く上で新人の人が特に悩むのが、メールの書き出しではないでしょう...「大丈夫です」の間違った敬語の言い換え表現4つ目は、構いません。という言い換え表現です。こちらは、間違って使用してる人も、多くいます。「構いません」という言葉は、どちらとも取れない言い回しとなっているため、何が構わないのか分からなくなってしまいます。その為、なんだか上から物を言っているように聞こえてしまうという難点があります。また、言われた方も気分を悪くしてしまうという傾向にあります。だからこそ、気を付けなければならない言い換え表現なのです。ビジネスでは、「構いません」という言葉を、使わないようにしましょう。「大丈夫です」の間違った敬語の言い換え表現5つ目は、可能です。という言い換え表現です。大丈夫です、という言葉を敬語にしようと、無理やり考えた結果、「可能です」という言葉が出てきてしまう場合があります。しかし、「何が可能」で「何が不可能なのか」という明確な表記が出来ません。ビジネスメールにおいても、丁寧な言い方をしなくてはなりませんが、「可能です」という言葉は、丁寧な言い方にはならないので、気を付けましょう。「大丈夫です」の正しい敬語の言い換え表現1つ目は、問題ありませんです。問題ありませんという言葉は、相手の言葉に対する答えを選んで使用しましょう。例えば、仕事を任されたとします。その仕事の期限などに対して、自身の能力に問題なくついていくことが出来れば、この答えで正しいと言えます。上記でも説明させていただいている通り、「大丈夫です」という言葉には、肯定にも否定にもなる言葉と言えます。「大丈夫です」という言葉は万能ですが、ビジネスシーンにおいては不適切な言葉な為、使用する際は、状況や、相手の答えになる言葉を選びましょう。「大丈夫です」の正しい敬語の言い換え表現2つ目は、結構でございますという言い換え表現です。これは、否定する際に使用しましょう。否定の言葉というものは、様々な言葉がありますが、こちらの表現であれば、ビジネスシーンにおいても、使える言葉となります。「大丈夫です」という言葉で否定してしまうと、少し上から目線に感じる事があります。しかし、「結構でございます」という言葉に言い換える事によって、少し表現も和らぎます。だからこそ、敬語をしっかりと頭に入れておきましょう。「大丈夫です」の正しい敬語の言い換え表現3つ目は、そもそも「大丈夫です」という言葉は、敬語にするには不適切な言葉だと言えます。「大丈夫です」という言葉は、肯定にも否定にもなり得ます。その為、しっかりとした受け答えの言葉が必要です。社会に出たら、なるべく「大丈夫です」という言葉を使わないようにしましょう。そもそもが敬語でない為、相手を不快にする言葉と言っても過言ではありません。また、ビジネスメールでも、印象が悪くなってしまう言葉となりますので、気を付けましょう。「大丈夫です」の正しい敬語の言い換え表現4つ目は、支障ございませんという言い換え表現です。支障ございませんという言葉は、「構いません」という意味で使用します。何か頼まれごとをされた時や、スケジュールを聞かれた時の答えの際に使用すると良いでしょう。スケジュールなどで、日程を聞かれる際に、どうしても「大丈夫です」という言葉が、喉から出そうになってしまう場合があります。それは、ぐっと飲みこんでしまいましょう。「大丈夫です」と答えるよりも、「支障ございません」の方が丁寧な言い換え表現であり、相手も気持ちよく読める文です。「大丈夫です」の正しい敬語の言い換え表現5つ目は、承知いたしましたです。こちらの敬語であれば、皆さんも良く聞き覚えがある敬語ではないでしょうか。何かを承った際や、頼まれた際に使用される言葉です。「大丈夫です」という言葉よりも、より丁寧で、敬語らしい敬語と言えます。ビジネスにおいて、可能な限りの敬語を使用することをおすすめいたします。敬語はとても難しい言い方ですが、丁寧な言い方を心がけると、より相手に安心感を抱かせることが出来ます。「大丈夫です」の正しい敬語の言い換え表現6つ目は、ご遠慮させていただきますという言い換え表現です。こちらの言い換え表現は、否定の際に使用する使い方をします。何かに誘われても、大事な用事があり、断らなければいけないという状況が必ずあります。そんな時に、「今回はご遠慮させていただきます」といった使い方をすることで、丁寧な言い方と言える使い方です。ビジネスメールにおいても、使用できる丁寧な言い方である為、断らなければいけない場合に使用しましょう。ビジネスメールの書き方が学べるおすすめ書籍1つ目は、「イラっとされない、ビジネスメール正解、不正解」です。ビジネスメールを送る際に悩んでしまう書き方を、学べる書籍となっています。ビジネスメールの書き方が学べるおすすめの書籍2つ目は、「正しいビジネスメールの書き方」です。どうしても、社会に出ると、ビジネスメールを書かなくてはならない場合があります。そういった場合に、丁寧な言い方が出来るお手本となる書籍となっています。是非、ご覧ください。ビジネスメールの書き方が学べるおすすめの書籍3つ目は、「入社1年目。ビジネスマナーの教科書」です。入社1年目というのは、1番難しい時期であり、たくさんのことを覚える時期でもあります。そんな時期におすすめなのが、こちらの書籍です。「大丈夫」という言葉は、ビジネスにおいて、使用が難しい言葉という事が分かりました。もし使うのであれば、別の言い換え表現で使いましょう。どうしても迷ってしまうという時は、先輩や上司の意見を取り入れる事も重要です。商品やサービスを紹介する記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。