ブルーハーツ ハイロウズ クロマニヨンズ 名曲

SHAREスズキサトシ( おそらくこの記事にたどり着いた方はこのような疑問をお持ちではないでしょうか? 「ブルーハーツ、ハイロウズ、クロマニヨンズの違いってなんなの?」 管理人も初めてブルーハーツを知ったとき、同じ疑問を抱きました(^_^;) この記事を読み終わる時には、ドヤ顔で友人に違いを説明できること間違いなし(笑)目次そもそも3つのバンドは活動していた時期が全く違います。 ブルーハーツ 1985-1995 1985年以前にも、ヒロトマーシーはそれぞれ別でバンドを組んだりしてましたが、彼らが組み、そしてメジャーデビューを果たしたのはブルーハーツが最初。 その後、95年に解散し、ハイロウズを結成するに至ったものの、10年の活動の末、活動休止(実質的には解散)となりました。 つまり、今現在活動しているのは、クロマニヨンズということ。ボーカルヒロト、ギターマーシーなのは一緒なのですが、ベース・ドラムが違う&キーボードの有無、というのが違い。  ハイロウズだけキーボードの白井さんが入っていますが、このようにベースとドラムのリズム隊が違うのが、一目で分かりますよね。 そしてリズム隊の演奏力についてですが、好みの問題もあり一概に言えるものではないですが、一般的にハイロウズが一番演奏力が高いと言われています。 特にベースに関しては、河ちゃん(ブルーハーツ)、コビー(クロマニヨンズ)がルートに忠実なタイプに対して、とにかく調君(ハイロウズ)はメロディアスに動き回るのが特徴。 ドラムについては、梶君(ブルーハーツ)はシンプルで力強い、大ちゃん(ハイロウズ)はテクニック、カツジ(クロマニヨンズ)は大ちゃんとは違った角度でのテクニックと言ったところ。 カツジの場合はメタル出身なので、2バスというメタルでよく使われるセッティングだったり、叩き方も特徴があるのですが、ヒロトマーシーの曲で叩くと全てロックンロールになるというのが、彼らの魔法ですよね。どのバンドもヒロトマーシーのバンドなので、音楽ジャンルをも超えるような大きな違いは無いものの、「音楽性」という意味では変わっています。 個別楽曲に目を向けると多様な要素はあるものの、全体を通して言えるのは、「パンクロック」です。 『 着の身着のままでステージに上がる姿勢、マーシーのバムフラップ(尻当て)など、姿勢や服装の面でも、パンクが見受けられました。 ブルーハーツ時代、若者の代弁者的なレッテルを貼られ、勝手な期待に苦しめられたメンバー。 歌詞については、次の項で解説するので、ここではさておき、音楽性はパンクというよりハードロック。 楽器面では通常ロックンロールやパンクでは使わない「ワウ」を使ったり、演奏面でもジャムセッションのようなアレンジ性の高い曲を演奏し、自由気ままにライブを楽しむといった様相でした。 この傾向は初期に顕著で、ブルーハーツとハイロウズ初期を聴き比べると、あまりの違いに悶絶します。 ブルーハーツ、ハイロウズと比べると、4人編制になったのもあり、前者に近づいたものの、音がやや硬くなった印象。 先にも書いたように、ドラムのカツジがメタル出身、そしてベースのコビーもロックンロール出身であらず、というところが要因に。 こちらのコビーが活動する別バンド『nill』のPVを見てもらうと分かるのですが、ファンクっぽい感じで、ヒロトマーシーとは全く違うのが分かりますよね。ちなみにカツジのバンド『ガーゴイル』はこんな感じ。(2018年に脱退)時期にもよるので一概に言えるものではないですが、それぞれのバンドで歌詞が顕著に違うのはよく言われるところ。 ちなみに作詞・作曲はどのバンドにおいても、基本的にヒロトorマーシーが作詞作曲。 各バンドごとに、詳しく内容を深掘りしていきましょう。ブルーハーツがなぜ若者に絶大な人気を誇り、今もなお多くの人を惹きつけて離さないかというのは、「圧倒的にリアルな日本語の言葉」があるからこそ。 それまで日本においてパンクの名のもとに活動するバンドの大半は、いわゆる「ハードコアパンク」と呼ばれるもの。 日常とはかけ離れた、過激な言葉で歌い、パフォーマンスも派手。 それはそれで一部に人気はあったものの、多くの若者を動かすムーブメントとはなり得ませんでした。 そんな日本のパンクシーンに、「誰にでも共感できる日本語」で「優しい歌を歌う」というブルーハーツが登場し、もの凄い速度で大衆に受け入れられていったのです。 「ブルーハーツが出る前と後では日本の音楽シーンはまるで異なる」とも言われるほどで、その影響がどれだけ大きかったのかよく分かります。 しかしそれ故に、先の項で書いたような、「若者の代弁者」という世間からの重責が、メンバーに降りかかることに。ブルーハーツ解散要因の反動から、ハイロウズではうって変わって意味の無い歌詞を歌いだします。 特に初期3作まではその傾向が顕著で、ブルーハーツ時代からのファンはかなり衝撃を受けたそう。 しかしそんなハイロウズも、あえてブルーハーツ的な歌を避ける必要性を感じなくなったのか、詳しい理由は分かりませんが、4thアルバム『バームクーヘン』で本来の言葉が戻ってきます。 同アルバムはハイロウズで一番の名作であり、「本来のヒロトマーシーが戻って来た重要作品」と言える、必聴アルバム。ヒロトマーシーが長いキャリアを経て、年齢を重ねて来た部分もあり、「余計な言葉がそぎ落とされてきた」という印象。 ハイロウズ初期のような荒唐無稽な歌詞では無いものの、本当にシンプルな歌が多くなってきました。 管理人としては、言葉の面ではやはりブルーハーツが圧倒的に感じますが、好みは人それぞれで、クロマニヨンズが一番という人もいます。 ただシンプルにするというのは、簡単なようですごく難しいこと。 普通は考えを巡らせ歌詞を書くと、どうしても長くなったり、色々なことを詰め込みすぎてしまいがちですが、彼らにそんなことはありません。 頭を悩ませて曲を作るということがなく、日常的に曲がどんどん沸いてくる、ヒロトマーシーにしかできない所業だと感じますね。3つのバンドの違いを分かりやすくまとめてきましたが、いかがでしたでしょうか? 形を変えながらも、30年以上日本のロックシーンの前線を走り続けているヒロトとマーシー。 浮き沈みの激しい音楽界において、これだけ長い間支持され活動するというのは、ものすごいことです。 それだけヒロトとマーシーには、他のミュージシャンには無い圧倒的な魅力があり、多くの人の心を捉えて離さないんでしょう。 現に管理人も14歳のときに心を鷲掴みにされ、未だに夢中であり続けています。 この記事を読んでいただいてる方は、ヒロトマーシーに興味を持ち始めている段階の人が多いと思いますが、ぜひ当サイトを参考にして、さらなる魅力に気づいてもらえると嬉しいです。なおこの記事は動画版もありますので、あわせて見てみるとさらに理解が深まりますよ!CATEGORY :ソロミュージシャンとして『次の記事 しかし彼らの音楽性はブルーハーツ後期から大きく変化し、その後のハイロウズ、そして現在のクロマニヨンズに繋がっていきました。この記事では 歌詞の比較によって、どのように 変化したのか を探ってみたいと思います。 3つのバンドの違いを分かりやすくまとめてきましたが、いかがでしたでしょうか? 形を変えながらも、30年以上日本のロックシーンの前線を走り続けているヒロトとマーシー。 ブルーハーツもクロマニヨンズも非常に人気が高いですが、ハイロウズには他のバンドとは一線を画す魅力があったのも事実。 そのへんについて詳しくはこちらの記事で紹介してますので、興味がある方は …