あらしのよるに 最後 餓死
1994年の刊行以来、シリーズ累計350万部を突破した大人気絵本シリーズ『あらしのよるに』。絵本だけでなく、お芝居やミュージカル、アニメ映画、CGアニメ、そして歌舞伎に音楽劇など、様々な形に姿を変えながら、今も多くのファンをトリコにしています。産経児童出版文化賞JR賞、講談社出版文化賞絵本賞も受賞した『あらしのよるに』の魅力に迫ります!『あらしのよるに』は、ある嵐の夜に、真っ暗な小屋の中で出会ったオオカミとヤギが、お互いの正体を知らずに友だちになり、「食うもの」「食われるもの」という関係に葛藤しながら友情を深めていく物語です。その関係を人間同士の争いに置き換えて議論が交わされるなど、子どもだけでなく大人の心も捉えるベストセラー絵本シリーズです。『あらしのよるに』の第1作目は、1994年に刊行されました。雨が轟々と叩きつける嵐の夜、白いヤギはやっとの思いで丘を滑り降り、壊れかけた小さな小屋にもぐりこんだ。 当初はこの1作だけの予定だった『あらしのよるに』ですが、好評で「続きが読みたい!」という声が集まり、2作目『あるはれたひに』、3作『くものきれまに』と続刊が刊行されました。そして、6作目である『ふぶきのあした』で完結とされていたのですが……あまりにも悲劇的なラストシーンに、「このままでは終われない!」という思いから、7作目『まんげつのよるに』が刊行されました。シリーズ全7作品を、読者レビューとともにご紹介します。『あらしのよるに』の世界を、もっと楽しみたい。そんな声に応えて、迫力の大型版も刊行されています。通常版より一回り大きく、画が迫ってくるような迫力があります。あの『あらしのよるに』が大きくなった!我が家の子供が幼稚園のお遊戯会でこの劇をしました。2014年、刊行20周年を記念して、シリーズ全7作を1冊の本に収録した「完全版」が刊行されました。一部を漢字表記するなど、文学作品としても楽しめる本になっています。「あらしのよるに」20周年記念企画。350万人が夢中になった「あらしのよるに」シリーズ7巻が、この一冊でイッキに読める!! 『・・・・え?今、何て・・・嵐の夜に・・・?あらしのよる・・・あらしのよるに・・・』 いちばんさいしょの合言葉によって オオカミの中に蘇るヤギとの思い出の数々。 『・・・・・あれ?こんなところで、何してるでやんすか? こんにちは。「てれび絵本」で先週末まで「あらしのよるに」(タイトルは不確かです)というガブとメェの友情を描いたお話があったと思うのですが、最終回を見逃してしまいました。ガブとメェが最後にどうなったのか、ご存知の方、教えて 『あらしのよるに』をいろんな方に楽しんでいただきたいという想いから、「点字と触図」つきのバリアフリー絵本も刊行されています。見えない人と見える人が一緒に楽しめる、バリアフリー絵本です。『あらしのよるに』の物語はシリーズ7作目を持って完結しましたシリーズ10周年記念「ガブやメイのお話をもっと読みたい!」という声に応えて刊行さロングセラー「あらしのよるに」の世界からうまれた絵本こわいもの知らずのメイは、迷子になってもへいきな顔。オオカミのガブとヤギのメイは、ひみつのともだち。やっぱり、ガブは オオカミだから、わたしの ともだちを たべちゃうの?『あらしのよるに』は、なんと歌舞伎にもなりました。ガブを中村獅童さん、メイを尾上松也さんが演じ、大好評を得た『歌舞伎版・あらしのよるに』。そのオリジナルストーリーを作者のきむらゆういちさんが書き下ろし、あべ弘士さんが新たな絵を描き下ろして、『歌舞伎絵本 あらしのよるに』になって帰ってきました。歌舞伎ならではのドラマチックなストーリーを、ぜひお楽しみください。300万部を超えるベストセラー『あらしのよるに』が『あらしのよるに』が好きになったお子さんには、こんな童話集はいかがでしょうか?きむらゆういちさんが描くハラハラ・ドキドキする7つの作品が収められています。『あらしのよるに』をきっかけに、お子さんの読書好きの扉が開かれるかもしれません!物語の名手・きむらゆういちによる傑作を集めた童話集第1巻。『あらしのよるに』『にげだしたおやつ』『もしかして先生はおおかみ!?』など、敵と味方のハラハラドキドキする世界を描いたお話7編を収録。ほんとうならば、けっしてなかよくなれない関係だけれど、ひょんな出会いやちょっとした出来事で、相手がぐっと近い存在になることも・・・。こどもたちをぐいぐいひきこみ、読書がもっと好きになる珠玉の作品ばかりです。1作目の刊行以来、25年にわたって愛されている『あらしのよるに』。読むたびに新しい発見があり、お子さんも年齢によって様々な感じ方ができるのではないでしょうか。 2019年8月3、4、5日には、ファミリー向け音楽劇が上演されます。友情、他者との関係、思いやり、そして「生きる」ということ……様々な大切なことについて考えるきっかけをくれる『あらしのよるに』。ぜひ、親子で読んでみてくださいね。編集協力:洪愛舜(編集者・ライター)この記事が気に入ったらいいね!しよう※最近の情報をお届けします あらしのよるにシリーズ6冊目となる「ふぶきのあした」。前作で、仲間たちのむれから離れたメイとガブ。ふぶきの中、やまごえをしなければならなくなった二匹でしたが、ついに食べるものもなくなってしまう・・・その時、メイがとった行動とは?とても読みごたえのある物語になっています。「ふぶきのあした」をより深く楽しみたいなら、ぜひご覧になってみてください。 とても仲良しな2匹だけど、実はつらいことがあった。メイがねてるときにこっそりガブが出かけていき、のねずみや鳥などを食べにいってることだ。メイに気をつかってるのはわかるが、すきになれないのだ。さらに、ガブはこんなことを言い出した。「あぶらののったヤギの肉を食べる夢を見て。これ以上、一緒にいたら何するかわからない。がまんしてるあいだにはやくどっかにいってくれ」食べられたらかなわないと、メイは逃げだした。 でも、これはガブのしばいだった。うしろはオオカミのむれ、前はふぶき。メイは自分のむれにかえるのが安全と考えたのだ。1人になったと思ったガブだったが、メイは仲間のもとへなんかもどっていなかった。「わたしだって、かくごをきめていっしょにきてるんです。なんでも話せるのが、ほんとうの友だちじゃなかったんですか」 山をのぼる2匹の心はひとつになっていた。雪をふみしめながら、すすみつづけた。おおかみたちがおってきてるかもしれないし、もう引き返すことはできない。強いふぶきにメイがくずれおちた。ガブはけんめいに穴をほり、メイを中に入れてあっためた。しかし、何日もふぶきはやまなかった。食べるものもなく、このままうえじにしてしまうのだろうか。 メイは、自分を食べてガブだけでも生きのびるように言った。とは言っても、ガブはメイのことを食べれるわけはなかった。穴から出て、メイのために草を探しはじめた。その時、オオカミのむれがのぼってくるのが見えた。ガブはメイのために命をかけて、オオカミたちのもとへさけび声をあげながら、かけおりた。ガブのからだはころがって白いかたまりとなり、小さななだれがおきた。やがて大きな山のあらしとなって、すべてをあらいながした。 メイがあなから顔を出すと、うそのようにふぶきがやんでいて、目の前には森が見えていた。もう山を越えていたのだ。「ガブ~、はやくおいでよ~」メイは、いつまでもいつまでもさけび続けていた。ガブの行方がわからなくなってしまった・・・メイはいったいどうなってしまうのでしょう?前作に続いて、今回も続きが気になってしょうがない終わり方ではないでしょうか。また二匹は出会えるのか、それとももう二度と会うことはできないのか、どちらの未来も想像できて気持ちがそわそわしてしまいます。このお話の続きはこちらでまとめています!この絵本を読んでとても心が動いたのは、メイがガブに自分のことを食べるように言う場面だった。相手のことを心から大事に思っていないと、言えるものじゃないと思った。 2匹は、山をこえようとがんばっていたけれど、ひどいふぶきのため、穴の中で何日もいなければいけなかった。しかも、食べ物もないので、お腹がすいていてもじっとがまんするしかなかった。このままうえじにしてしまうかもしれない、そんな時だった。メイはガブに、自分を食べて私の分も生きてほしいと言ったのです。それを聞いたガブはびっくりしながらも、食べるとは言わなかった。それだけじゃなく、「もう、どっちが生きのころうと、いっしょにうえじにしようと、そんなこと、どうでもいいんでやんす。」と言った。 もしも、ガブがメイを食べてしまったら、メイといっしょにいれなくなる。そうなるくらいなら、2匹一緒にうえじにしてもいいということなのだろうと思う。おたがいが自分の命よりも相手の命を一番に考えている、2匹はとてもよく似ているなと感じる。 子どもがあぶない目にあうと、親はきっととんできて助けるだろう。親子ならたぶん当たり前かもしれないが、誰でも命をかけて助けるかと言うと、それはちがってくると思う。とくに、メイとガブはヤギとオオカミ、ふつうならてき同士の動物だ。だけど、メイとガブはかるがるとそのかべを超えている。 言うだけじゃなく、ガブは命をかけてメイを助けている。オオカミが近づいてくるのを見つけたガブは、メイを守るためさけびながらかけおりていった。ガブの体がころがり、大きななだれをおこして、オオカミたちといっしょにガブもいなくなってしまった。命をかけてメイを守ったのだ。 最後、ガブがどうなってしまったのか、はっきりとわからないままお話は終わってしまった。メイとまた会うことができたんだろうか。たぶんオオカミたちといっしょに雪にのみこまれてしまったのかなと思うけれど、何とか助かっていてほしいというのがぼくの正直な気もちだ。そして、またメイと会えたらいいなと思った。「ふぶきのあした」はあらしのよるにシリーズの中でも、とくに感動的なお話だと思います。すごく感情のこもった声なので、ぐっと引き込まれてしまうのではないでしょうか♪穴の中でのメイとガブの会話は必見です☆この話の結末が気になるという人は多いのではないでしょうか。ガブはメイを守るためオオカミに立ち向かい、なだれにのまれて行方がわからなくなってしまいました。メイはガブのおかげで無事に助かります。そして、「ガブ~」といつまでも叫び続けた・・・。これで物語が終わってしまいます。 いったい、ガブはどうなってしまったのでしょうか?「雪にのみこまれて助からなかったの?」「ケガをして動けなくなって、餓死してしまったの?」といった悪い未来をしてしまったり。もしくは、「何とか生きのびて、メイとめぐり会うことができた」といった良い未来を想像したり。 どちらの未来も想像できてしまうんですよね。実際はというと、、、 ガブは生きています!!しかも、メイと再会します! というわけで、ガブが死んでしまうということはありません。「ふぶきのあした」が発売された当時はガブが生きてるかどうかはわからなかったのですが、後に出版された続編「まんげつのよるに」は、メイとガブが出会う物語だったからです。ただ、再開してよかった~で終わらないのがこのシリーズ。ガブにはある変化があって…ネタバレになってしまうので、詳しくはぜひ続編をご覧になってみてください。ここでは、絵本に出てきた名言をご紹介します☆シリーズの中でもとくに感動作と言われている「ふぶきのあした」、心に残る言葉がたくさんつまっています。私がとくに心動かされた、メイとガブの感動的なセリフはこちらです。「なんでも話せるのが、ほんとうのともだちじゃなかったんですか。」「こんやは、あんたと、こんなきれいな月が見られて、さいこうの夜でやんす。」「わたし、ガブと出会って、しあわせだと思ってるんです。いのちをかけてもいいと思える、ともだちに出会えて。」「どっちが生きのころうと、いっしょにうえじにしようと、そんなこと、どうでもいいんでやんす。」「いのちだって、いつかはおわりがくる、でも、わたしたちが出会えて、ともだちだったことが、きえるわけじゃないって……。」「いのちをかけてもいい、ともだちか。」以上、「ふぶきのあした」のあらすじ・読書感想文でした!子ども向けの絵本と思いきや、大人もしっかり引き込まれてしまうとても感動的な内容だったのではないでしょうか。感想文を書く際は、などのポイントをよく考えることで、あなたらしい感想文になると思いますよ☆ シリーズ6冊目と物語も終わりが近づいてきました(全7作)!1作目から振り返っておきたいという場合はこちらをどうぞ。>2匹の出会い、そして仲が深まっていく過程をあらためて読むと、7作目「まんげつのよるに」により深く入り込むことができますよ☆はじめまして。当ブログを運営しているにんまりです。普段のほほんと生きている私が、さらにのほほんとできる生活を目指して、ブログに挑戦中の会社員。好きなこと(読書/お笑い/家族・子ども)や気になる話題について更新してます。 ”調和””のんびり””おもんぱかる”などの言葉にピンとくる人とつながれたら嬉しいです。はじめまして。当ブログを運営しているにんまりです。普段のほほんと生きている私が、さらにのほほんとできる生活を目指して、ブログに挑戦中の会社員。好きなこと(読書/お笑い/家族・子ども)や気になる話題について更新してます。 ”調和””のんびり””おもんぱかる”などの言葉にピンとくる人とつながれたら嬉しいです。