手根管症候群 リハビリ 文献

〒583-0875親指、人差し指・中指などのシビレや痛み、親指の筋力低下などがあります。シビレは、明け方に起こることが多いですが、使わないで休めていても、逆に、手作業をしていても起こる場合があります。同じ動作の繰り返し、妊娠によるむくみ、骨折や腫瘤(しゅりゅう)による手根管内の圧迫により起こります。痛みやシビレの症状は、手を振ったり指を動かすことで一時的に良くなることがありますが、これは、手根管内で傷んだ神経が、動かすことで循環が良くなったり、圧迫が一時的に軽減するためです。一般的には装具などでの固定がよいとされていますが、日常生活ではしびれを気にせず、積極的に使うことが大切です。また、手根管内を腱が通るので、その筋肉の柔軟や運動などが有効です。その他、内服やステロイド注射を併用する場合もあります。腕を肩の高さに上げて各動作を10秒ほど保持する(3セット)親指を中にして握り、手首を小指側へ曲げる手首と指を曲げ、反対の手で手前に引く手首を反らして壁に固定し、反対の手で上から押す   手首・指をまっすぐに伸ばした状態(基本姿勢)から開始して、以下の5つの姿勢を7秒ずつ保持する(5セット)指をしっかり反る指を曲げて拳をつくる第1関節を伸ばして拳をつくる第1・第2関節は伸ばし、第3関節を曲げる第3関節は伸ばしたまま、第1・第2関節を曲げる・包丁やフライパンなどを使う時は両手で操作する(持ち手を太くして握りやすくする)しまだ病院関連リンク広報誌 はぁとふる>理事長ブログ 島田永和からのはぁとふるエール島田病院 Facebook関連施設〒583-0875 大阪府羽曳野市樫山100-1 指がしびれ、うまく動かせなくなってしまう「手根管症候群」。この手根管症候群の治療法として手術がありますが、具体的にどのような手術が行われるのでしょうか。術後のリハビリについても、併せて解説していきます。 手根管症候群のリハビリテーション 手根管とは.

手根管症候群は正中神経の障害としてよく見かける障害です。. 手根管症候群のリハビリ治療について解説していきます。この記事の目次はコチラ手根管とは、手根骨と横手根靭帯(屈筋支帯)からなる間隙をいいます。この中には正中神経と長母指屈筋腱(1本)、第2-5指の深指屈筋腱と浅指屈筋腱(4本ずつの計8本)が通過しています。手根管症候群(carpal tunnel syndrome:CTS)は、この部位が様々な原因によって障害され、間隙を通過する正中神経に麻痺をきたした状態を指します。手根管部を断面図から見てみると、正中神経が深指屈筋や浅指屈筋、長母指屈筋に囲まれていることがよくわかります。これらの筋に炎症が起きて腫れると手根管の内圧が上昇し、正中神経を圧迫して神経麻痺を引き起こします。全体での有病率は約4%であり、女性は男性に比べて3-10倍ほど発症のリスクが高くなります。とくに妊娠出産期と更年期で発症しやすいとされています。CTSは、糖尿病性ニューロパチーと並んで最も頻度の高い末梢神経障害です。その多くは特発性であり、先天性の手根管狭小を基盤に手首の屈曲・伸展による物理的負荷により発症すると考えられています。発症例のうち、約35%は未治療で自然寛解します。自然寛解が期待できる四条件として、①診断時までの罹患期間が短い、②年齢が若い、③片側性、④Phalen徴候陰性が挙げられます。手根管症候群と正中神経麻痺をイコールで覚えている人は多いと思いますが、実際は腕神経叢より起こっているため、その始まりは腋窩からになります。そこから上肢を末梢に下行していきながら円回内筋や浅指屈筋などの筋肉を支配し、さらに前腕下部で手掌の知覚を支配します。それよりさらに末梢にて手根管内を通過し、母指球筋への母指球枝(反回枝)を出して筋肉を支配し、さらに3本の総掌側指神経に移行して指の知覚を支配します。そのため、手根管症候群で障害を受けるのは末梢の正中神経支配領域のみであり、具体的には母指球枝の支配筋と母指側3本半の知覚になります。母指球筋枝が支配しているのは母指球筋(短母指外転筋,短母指屈筋,母指対立筋,母指内転筋)ですが、母指内転筋のみは尺骨神経支配です。また、第1,2虫様筋も母指球筋枝の支配筋肉になります。急性期には指先の痺れや痛みが明け方に強く現れますが、指を曲げ伸ばしすることにより症状が軽快します。進行すると母指球が痩せていき、母指と示指でOKサインができなくなり、その状態を猿手といいます。保存療法には薬物療法や物理療法、運動療法などがありますが、それらの有効性を示したエビデンスはほとんどありません。唯一、薬物療法だけはプラセボ群より有意に効果があるとされていますが、その効果は短期間のみと限定的です。一般的に消炎剤やビタミンB12、利尿剤、末梢循環改善剤などが処方されます。ステロイド注射は軽症例や発症初期には有効とされています。薬物療法は筋委縮や知覚神経障害が進行している重症例には効果がないとされています。4-8週間の保存的治療で効果がない場合は、自然寛解は困難と判断されて手術の適応となります。外科的治療は合併症も極めて低く、最も有効な治療手段です。母指球の萎縮が強く対立運動が困難な場合は、手掌腱膜の一部や腱を移行する母指対立筋形成が施術されます。CTSには物理療法や運動療法の効果が認められないと前述したように、基本的にはリハビリでの治癒は困難です。しかし、原因が浮腫や炎症に由来している場合は改善を促すことができる可能性もあるため、正しい生活指導が重要になります。CTSでは使い過ぎによる悪化のリスクがあるため、運動や仕事の軽減、症状が再現しにくい手関節姿位の指導を実施する必要があります。また、軽症例に対しては手関節中間位、または軽度の尺屈背屈位固定が有効とされています。物理療法に関しては、効果を認める文献はほとんどないため、原因に応じて取り入れるべきか検討します。CTSの原因として、腱鞘炎や浮腫が考えられる場合は、超音波療法による深部の循環改善、入浴や温冷交代浴による浮腫の改善を目的に実施します。手関節背屈制限の予防および改善を目的に、ROM運動は効果的に取り入れていく必要があります。また、手関節背屈位での母指伸展運動を実施することで、正中神経の神経滑走運動を促すことができ、癒着などの予防にも有用です。 手根管とは、手根骨と横手根靭帯(屈筋支帯)からなる間隙をいいます。この中には正中神経と長母指屈筋腱(1本)、第2-5指の深指屈筋腱と浅指屈筋腱(4本ずつの計8本)が通過しています。手根管症候群(carpal tunnel syndrome:CTS)は、この部位が様々な原因によって障害され、間隙を通過する正中神経に麻痺をきたした状態を指します。手根管部を断面図から見てみると、正中神経が深指屈筋や浅指屈筋、長母指屈筋 … 手根管症候群のリハビリテーション医療に関する事例研究 : トレーニングと自己回復エネルギーの応用 白橋 眞喜 , 柏原 卓幸 , 白橋 郁子 , 湊 卓樹 九州産業大学健康・スポーツ科学研究 (9), 11-25, 2007-03 正中神経は手にとって最も重要な神経で、正中神経の傷害は、鋭敏な感覚と巧緻性を要求される手にとって致命的なダメージになります。

手根管は、手首の手のひら側にあり、骨や靱帯で囲まれた親指ほどの太さの狭いトンネルです。このトンネルを「正中神経」と呼ばれる神経と、指を曲げる腱が通っています。 症状. 城内病院の理学療法士が指導する手根管症候群のリハビリテーションについて。理学療法士の手根管症候群のリハビリテーションの目的は、患者様の基本動作の機能回復です。リハビリの写真を交えて詳し …

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