目次 名医がいる病院の大腸内視鏡検査をレビュー!高度な技術で安心快適 ©Copyright2020 頭蓋骨から出る腫瘍について 線維性異形成 fibrous dysplasia 血管腫,海綿状血管腫 angioma, cavernous hemangioma 骨腫 osteoma 脊索腫 chordoma 軟骨腫 chondroma, 骨軟骨腫 osteochondroma, 軟骨肉腫 chondrosarcoma 手術にかかった費用. ホームページ内検索左は17歳の患者さんの頭頂骨にできた線維性異形成です。大きくなっていましたし,突出が強いので手術で削って人工骨に置き換えました。右は20歳の患者さんの右前頭骨から蝶形骨にできた線維性異形成です。何も症状がなかったので何もしないでほっておきました。左から3D-CT,骨条件のCT,MRI T2強調画像です。骨の内部からでた腫瘍であることがわかります。表面がゴツゴツしていることが多いです。周囲の境界は明瞭です。画像としては上記のものより典型的です。内板も外板も残っていて,まばらに骨構造も残っています。皮膚の方向へ血管腫が盛り上がってきています。10年以上観察して増大してきた左後頭骨の骨腫です。仰向けに寝ると邪魔になりますので摘出しました。頭蓋骨を開頭する必要はなく,頭蓋骨外板の一部を含めてドリルで骨腫を削り取るだけで十分です。下の画像は術後です。若い男性に発生した眼窩内側壁の骨軟骨腫です。骨腫と区別がつかないタイプで,眼球突出になってきたので,両側前頭開頭で摘出して,前頭骨内板で眼窩内側壁の形成をしました。触診では骨腫と区別がつきません。CTで腫瘍表面が毛羽立って見えることが特徴です。頭蓋冠にも腫瘍が浸潤しているのがわかります。骨腫や骨軟骨腫にはこのような浸潤像は見られません。MRIでは肥厚した頭蓋骨の内側の髄膜が肥厚してガドリニウム増強され髄膜腫があることが確認できます。 中高年の骨腫瘍で若年者にはほとんどありません。画像では転移性頭蓋骨腫瘍と区別はつきません。もともと全身性の多発性骨髄腫があって,頭蓋骨に腫瘤を形成するものです初発時は頭蓋骨に孤発します,数年で多発性骨髄腫に進行することが多いです脳ドックで偶然発見された頭頂骨の形質細胞腫瘍です。T2強調画像では弱い高信号,ガドリニウムで強く増強されます。外転神経麻痺で発症した50代の男性です。手術摘出時には,腱のように硬い腫瘍 desmos でした。WHOは線維芽細胞のクローン性増殖であるとします。良性腫瘍ですが深部の骨軟部組織に浸潤性の腫瘍で容易には完全摘出できません。増大速度は数カ月単位のものも数年単位のものもあります。頭蓋骨には極めて稀です。このように伸展したfibrous dysplasiaでは,前頭蓋底の視神経間管狭窄のために視神経が絞扼されて視力が落ちることがあります。開頭手術して視神経管の除圧術をする必要が生じるのですが,fibrous dysplasiaは出血性ですし,視神経鞘を見つけることは容易ではありません。高難易度の手術となります。 ホームページ内検索 手術時間は約30分。 再発はほとんどありません。 また、前頭骨本体を傷つけることもありません。 術後は少し腫れますが、3週間もすれば膨らんでいた硬い骨がなくなり、すっきりした前頭骨のカーブにな …
通院回数は、6回くらいだったと記憶しています。 手術の費用は、一泊二日の入院で約8万円。 通院も含めての総額の費用は、約10万円弱でした。 簡単な手術でしたし、費用も生命保険が15万ほど支払われてお釣が出ました。