まずは『シヴィライゼーション』とはどんなゲームなのかを簡単に説明していきましょう。 本作は、複数の文明から自分が担当するものを1つ選び、石器時代から近未来までの長い時間をかけて文明を拡張していく、ターン制ストラテジーゲームです。体験プレイをした時点で判明していた文明は、アメリカ、エジプト、中国、日本、イギリス、フランス、アステカ、ブラジルの8種類。 それぞれの文明に指導者となる偉人が割り当てられており、ゲーム中でもたびたび顔を合わせることになります。 なお、日 …
シヴィライゼーション レボリューション(「戦略ガイドブック」同梱) 特典 「テクノロジーツリー」(b2ポスター)付き Video Games 発売日:2008/12/25 一応今回の体験プレイでは150ターンだけ遊べるという制限つきでしたが、これでも3~4時間ガッツリとプレイできました。なお、プレイしたのは英語版だったため、よくわからない場所を適当に飛ばしつつプレイしたうえでの時間です。しっかりと理解して考えながらやると、もっと長く楽しめると思いますよ。それぞれの文明に指導者となる偉人が割り当てられており、ゲーム中でもたびたび顔を合わせることになります。技術は“技術ツリー”から選んで一定数の技術力を注ぐことで開発できます。例えば“青銅器”の技術を開発すると資源の銅を発見できるようになったり、より強力な兵士を生み出せるようになったりします。また、“ツリー”というだけあり、技術ツリーは樹の枝のように無数にわかれていて、習得した技術から派生する技術を開発可能になります。ポリシーカードは、基本的にセットできるカテゴリが決まっているため、注意しないとスロットはたくさん空いているのに、セットできるポリシーカードがない……という事態も。また、政治ツリーで開発するものにはポリシーカードがアンロックされるものも多く、政治体系とポリシーを自由に組み合わせて、自分なりのプレイスタイルを生み出すこともできるようです。あまりの中毒性とやめどきのなさから、ファンから親しみを込めて(?)“廃人育成ゲーム”とも呼ばれる『シヴィライゼーション』。シリーズは累計で3400万本以上の売り上げを達成している、PCゲーム界ではかなり有名なタイトルです。この世界遺産をめぐる建造レースも『シヴィライゼーション』ではよくある光景です。ちなみに、実際の世界遺産と建造した文明の関係などはまったく考慮されないため、例えば日本の首都・京都にピラミッドが建つという、カオスな状況になることも珍しくありません。“政治ツリー”でできることについて、もう少し説明しましょう。このツリーではGOVERMENT(政治体系)を開発できます。GOVERMENTにはいくつかのスロットがあり、そこにポリシーカードを当てはめると、ポリシーに応じたボーナスを得ることができます。とは言え、普段PCゲームをプレイしない方にとってはあまり聞き馴染みがないかもしれません。ちなみに今年は『シヴィライゼーション』25周年とのことで、本作への力の入れようはこれまで以上とも言えるでしょう。こう書くとなにやら敷居の高そうなゲームに感じてしまうかもしれませんが(高難易度は確かにその通りなのですが……)、難易度を調整すればストラテジー初心者でものめりこむほどの魅力を持っているのが『シヴィライゼーション』というゲーム。では、実際の文明の拡張方法を見てみましょう。マップは6角形のヘクスタイルで分けられており、各タイルにはさまざまな地形が生成されます。このタイル上に都市を作ったり、兵士を配置して戦略を練っていくことになります。タイルによっては特殊な資源を生み出すものもあるため、いかに重要な資源を自国の領土にいれるかが、街を建造する際の悩みどころかつ醍醐味となります。シリーズファンにとって気になる要素の1つが、“軍事ユニットをスタックできるかどうか”ではないでしょうか?各文明は、指導者の見た目が違うだけではありません。文明には固有の能力やユニットがあり、独自の戦い方ができるようになっています。『VI』からは、ミニチュアを眺めているようなデフォルメが利いたビジュアルになっているため、とっつきやすさも増しているように感じます。ぜひこの機会に、世界が認める最高峰のストラテジーゲームにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。ただし、寝不足にはご注意ください。本作は、複数の文明から自分が担当するものを1つ選び、石器時代から近未来までの長い時間をかけて文明を拡張していく、ターン制ストラテジーゲームです。体験プレイをした時点で判明していた文明は、アメリカ、エジプト、中国、日本、イギリス、フランス、アステカ、ブラジルの8種類。『IV』では、ひとつのタイルに敵が耐え切れないほどの大量のユニットをまとめて攻撃する“デススタック”と呼ばれる戦術が基本でした。しかし『V』では1つのタイルには1つのユニットしか配置できなくなり、より広大な戦線が構築されることが多くなりました。“奴隷制”や“民主主義”といった、過去作でいう社会制度を開発するのが“政治ツリー”です。これまでとは違い、それぞれ別個のリソースで管理されるらしく、2つのツリーを並行して進めていく形となっています。ざっと見た感じでは、ポリシーカードの数はかなり豊富で、悩ましい要素がまたひとつ追加されたと言えそうです。なお、『VI』には“区域”という概念が導入されました。過去作では特殊な資源を採取する場合をのぞき、建造物はすべて都市のタイルに作成されましたが、本作では自国の領土内の空きタイルに、さまざまな区域を建てることができます。区域ごとにさまざまなボーナスをもたらすのはもちろん、タイルの見た目も大きく変わり、より都市が発展しているように見えるので、画面が華やかになっています。なお、日本人であれば気になるであろう日本の指導者ですが、本作では北条時宗となっています。過去作では徳川家康や織田信長などがチョイスされていたこともありましたが、本作は北条時宗です。かなりいぶし銀なチョイスだと思いますが、モンゴルを退けたあたりが選ばれた理由なのでしょうかね。選んだ理由を少し聞いてみたいところです。もちろん、必ずその文明が得意な戦い方をしなければいけないというわけではありません。場合によっては活用したくてもできないケースも存在します。うまく自国の利を生かし、他国を出し抜いて頂点を取るための駆け引きこそが、『シヴィライゼーション』の魅力なのです。また、取得した技術によっては世界遺産が建造可能になるものもあります。世界遺産は知ってのとおり、歴史的に絶大な価値があると認定された遺跡や建造物などのこと。ゲーム中では、建造した文明に絶大なボーナスを与えるオブジェクトとして機能しますが、各世界遺産は世界で1つしか存在できないという制限もあります。つまり、最初に建造を終えた文明のみ所有できるボーナス建造物ということ。スロットには“MILITARY”、“ECONOMIC”、“DIPLOMATIC”、“WILDCARD”の4種類のカテゴリがあり、どの種類にいくつスロットが空いているかは、政治体系によって異なるようです。まずは『シヴィライゼーション』とはどんなゲームなのかを簡単に説明していきましょう。ここまでひと通り、本作の概要と前作との変更点を中心にお伝えしてきましたが、なにぶん要素が多すぎるゲームのため、その魅力を余さずお伝えするのは難しいです。ところで技術ツリーですが、『VI』では今までの作品から大きく変更されています。従来はツリーは技術のみでしたが、本作からは“技術ツリー”と“政治ツリー”の2種類に分けられました。“青銅器”や“車輪”、“暦”といったユニットや建造物に影響を与えるのが“技術ツリー”です。『シヴィライゼーション』では、技術を研究することで、より高度な建造物やユニットを作成できたり、新たな資源を発見したりすることができるようになります。この技術競争こそ、本作においてもっとも重要な部分であるといっても過言ではありません。今回はせっかくなので日本を選んでプレイしてみました。私は過去作(『IV』と『V』)に触れたことはあるのですが、それほど上手くはありません。ですので、日本が初心者向きだというところも決め手になりました。『シヴィライゼーション』のゲームの流れをおおまかに説明すると、街を建造してユニットや建築物を作り、技術を開発して他の文明に先んじて勝利条件を達成する、という感じです。時には他国と交渉したり、戦争したりしながら自分の文明を強大にしていきます。『VI』という数字からもわかるとおり、本作は長い歴史を持つ有名なシリーズで、今年は誕生してから25周年にあたるとのこと。その最新作を発売に先駆けてプレイする機会をいただけたので、その特徴と魅力を紹介していきたいと思います。ちなみに、他の国の指導者は以下の通りとなります。何人わかるでしょうか? 私は歴史はからっきしだったので、けっこうわからない偉人がいたりします。しかし歴史を知らなくても楽しめる……むしろプレイしていると歴史を知りたくなってくるのが『シヴィライゼーション』のいいところのひとつですよ!おもしろいのが、他国を全部滅ぼすだけでなく、技術競争で勝利したり、文化を世界に広めて勝利したりと、戦う以外の勝利方法が用意されている点。これらは過去作からの例で本作にそのまま適用されるとは限りませんが、多彩な勝利方法はシリーズ伝統なので、本作でも自分からは一切戦わないプレイなども可能でしょう。そして『VI』では、“条件付スタック性が復活”しました。基本的には軍事ユニットは1タイルに1つまでですが、とある技術を開発することで、3つまでスタックできるようになるとのこと。ちなみに都市を建造する役割を持つ開拓者(戦闘能力なし)は軍事ユニットではないため、最初から護衛の戦士をスタックできました。(C)2016 TAKE-TWO INTERACTIVE SOFTWARE AND ITS SUBSIDIARIES.