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2020/04/15 東京2020パラリンピック競技大会は、22競技539種目が21会場で実施され、史上最多4,400人の選手による白熱した戦いが、2020年8月25日の開会式翌日から9月6日の閉幕まで、12 ... ゴールボール:

2020/06/16 生まれた時から病気の影響で視力が弱い。高校生で競技を始め、ロンドンから3大会連続の代表に内定。体を回転させて勢いをつけて投げる力強いボールを武器に、日本の得点源として活躍。父親は、プロ野球・大洋ホエールズ(現DeNAベイスターズ)の元投手。  こんにちは、今回は今回の記事は、国際パラリンピック委員会公認教材をもとにして自分なりにルールなどをアレンジして書いています。 もくじ  NHK 「古舘伊知郎 魂の実況!!」ゴールボール【パラリンピック応援】 より ゴールボールとは、視覚に障害がある人たちにために考えられた競技であり、1976年にパラリンピックの正式種目となりました。ゴールボールは、バレーボールと同じ広さ(ゴールとゴールの縦の距離は18m、選手が3人並ぶ横幅は9m)のコート内で、相手ゴールに向かってボールを投げ入れて得点を競うスポーツです。ボールは下投げで転がして投げます。1チーム3人ずつがコートに入り、目隠しをして参加します。視覚障害の方であっても、見え方に個人差があるため、それをなくすために目隠しを着けることになっています。視覚を全く使えないので、ボールの行方を知ることができるように、ボールの中には鈴が入っています。鈴入りのボールが転がると鈴が鳴り、その鈴の音や床をする相手選手の靴の音を頼りに選手たちはボールを受けたり、止めたりします。ゴールの幅はコートの横幅いっぱいの9m、ゴールの高さは1.3メートルあります。このゴールを3人で手や足を延ばしたり、体を投げ出したりして全力で守っていきます。守るときはコート内を自由に動いていいわけではなく、コート上の引いているライン上のみ動いて守ることができます。手で触ってラインの位置がわかるように、ラインの下にはひもが通されています。これがあることで、自分とチームメンバーの位置を知ることができ、戦略的に守ることが可能です。自陣に転がってきたボールは10秒以内に返球しないといけないため、テンポよくボールが行きかいます。けっこうな迫力です。相手チームからのボールがどこから転がってくるのか、頼りになるのは音だけですので、試合会場では応援をすることもおしゃべりをすることも禁止されています。試合時間は前後半12分ずつです。 ぜひ、小学校の支援教育の啓発活動などで実践していただけたらと思います。これから授業の進め方の手順を説明していきます。   この授業を実施するうえで大切なことですが、ゴールボールをする目的、めあてをはっきりさせておくことです。ゴールボールは視覚障害の方が行うのが一般的なので、やはり目の見えない方について考えさせる機会にするのが良いではないでしょうか。例えば、目の見えない人と一緒に活動するときにどんな工夫や支援をしてあげるのがよいのかを考えさせます。視覚情報は伝えられないわけですから、その分子どもたち自身がどんなことに気を付けて関わっていけばいいかを考えさせましょう。今回実施するゴールボールでは周りの人の手助けによってゲームが進行していくようになっています。例えば、アイマスクを付けた選手がボールを探しているときに、周りの子どもたちが、その様子に気が付き、何ができるか考えるのです。そっと声をかけてあげる子もいれば、ボールの所まで連れて行ってあげる子もいるでしょう。ボールを持ってきてくれる子もいるはずです。また、ボールの音を頼りにゲームを進めていくのですが、おしゃべりや物音を立てていたらボールの場所がわかりません。こんな経験もしつつ、周りの手助けや協力によって一緒にゲームを楽しめることができることに気づいてもらえたらいいなと思います。私が実施した時のめあては、目の見えない人の立場に立ち、自分は何ができるのか考えようというような感じだったと思います。本当は数時間の授業を積み上げながら少しずつその視点に気づき、助け合うことでゲームがうまく進行していくことに気づかせたいという気持ちですが、1時間の支援教育の啓発活動を想定して作った内容ですので、そのへんのところはていねいに進めていく内容にはなっていないという点だけご理解いただきたいと思います。 まず、事前に教室で上で説明したゴールボールのルールを確認しておいてください。       アイマスク→人数分用意できないのであればタオルなどで代用してもOK。メガネなどは外して踏まないところにおいておくようにします。鈴入りボール2つ→鈴入りボールがなければドッジボールでもOK。ドッジボールにスーパーのレジ袋をかぶせ、テープで固定してきれいに丸めておく。これで袋がカシャカシャする音でボールの軌道がわかるようになります。ライン下に引くタコ糸→1mのひもを8本×2コート分用意しましょう。もし、タコ糸がない場合は養生テープでもOK。手で触ってわかるようにテープ中央をつまんで山になるように盛り上げて貼る。すると触って分かります。           0~5分 準備体操5~10分 ルール説明と諸注意10~14分 第1試合 A対B Cはボールを拾って渡す係、Dは得点・実況係14~17分 チーム交代と準備17~21分 第2試合 C対D Aは得点・実況係、Bはボールを拾って渡す係21~24分 チーム交代と準備24~28分 第3試合 A対C Bは得点・実況係、Dはボールを拾って渡す係28~31 チーム交代と準備31~35 第4試合 B対D Aはボールを拾って渡す係、Cは得点・実況係35~45 振り返り また、ボールを触れる数にばらつきが出ないよう、1試合目に前で守った子は2試合目は後ろで守るなど、1試合ごとに役割をローテーションしていくようにします。 1試合 4分で得点の多い方が勝ちおしゃべり、声援は送らない試合中は目隠しをとらず、ボール係がサポートするボールは転がすこと→体全体を使って助走をつけて投げることボールがきたら体全体で止める→突き指をしないよう、ボールが来る方法に対して手の平が向いているように取るラインの下にタコ糸が通している部分のみ動くことができる→片手がついている場合は手を伸ばしてもよいことを伝える10秒以内にボールを投げる もちろん、これは一例ですので、クラスの実情に合わせて臨機応変に変えていってくれたらいいと思います。参加人数を変えてみたり、試合時間をもっと増やしてみたりしてやりやすい方法を探してください。また、体育の授業として実施するのもよいでしょう。勝つための作戦などをチームで考えさせるのも面白いと思います。ボールを取ったらすぐに相手の体制が整っていないタイミングを狙ってみるとか、両サイドを狙って転がすとか、そっと味方にボールをパスするとか、いろんな作戦が出てくると思います。   全員が1チーム2試合する計画でしたので、けっこう時間ギリギリでした。そんな中でも、特にていねいに説明しておいた方がよかったところはボールの投げ方と受け方です。体育館なので静かにしていても、雑音などで音が聞き取りにくいことが多いですので、ボールを投げるときは「投げまーす」と声をかけさせると守る側もわかりやすいです。特に女子には投げ方、受け方をしっかり説明していた方がいいです。まず投げ方ですが、速くボールを転がすことができない子も多いので、助走をつけて投げることと、体全体を使ってボールを転がすコツは伝えておいた方がいいです。もし、時間があるなら、事前に練習しておいたらいいでしょう。私の場合は練習なく実施したので、やはり途中でボールが止まってしまう子が多かったです。練習時間が取れないのでしたら、女子は少し小さいサイズのボールを使うのがよいかもしれませんね。 ゴールボールは、子供たちにとって初めてのことばかりなので、手間取ってしまう場面が多かったですが、1時間だけの授業にするのはもったいないくらい楽しんで参加していました。2時間目、3時間目と実施するともっとスムーズに進行できると思います。 良ければ一度授業の中で実施してみてください。 今回はここまでです。最後まで読んでいただきありがとうございました。 よければこちらの記事もご覧ください。  こんにちは、今回は【これで学級運営がうまくいく】一人一役システムを紹介します!というテーマでお話していきます。   こんな方におすすめ これから小学校教員をやっていこうと思って ... 自分には教員には向いてないと思っている方、実際に勤務して教員は勤まらないと感じている方へ。適切な対処法と私の経験談を読んでいただき「まだまだ大丈夫だ!」という元気と勇気をお届け致します。教員として勤めていくと、どのように出世していくのでしょうか。その仕組みと出世するための働き方をご紹介いたします。