脂肪肝 病理 定義
肝細胞の中に油の粒がつまっています(白い丸いところ)。これが脂肪肝です。 図1 非アルコール性脂肪肝(nafl 脂質異常症 » 脂質の異常には、ldlコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)、hdlコレステロール(いわゆる善玉コレステロール)、トリグリセライド(中性脂肪)の血中濃度の異常があります。これらはいずれも、動脈硬化の促進と関連します。 脂肪沈着が肝全体に均一に分布するのでなく、区域性に広がる区域性脂肪肝や全体的に不均一な地図状などに観察されるまだら脂肪肝がある。 肝内の一部分に限局して脂肪沈着が観察される場合は限局性 脂肪肝 … 線維を染める染色では,線維(青色)はほとんど見られません。 強拡大. 一般に肝細胞の5%以上にこの油の粒が溜まっている状態を脂肪肝と定義しています。 弱拡大. 性210 g、女性140 g)。これに対し、アルコール算で一日60 g以上のアルコールを摂取する(ビールの場合は1日1.5 L以上)飲む場合は、アルコール性とみなされます。  図1  非アルコール性脂肪肝(NAFL)の顕微鏡写真と定められています。  )、日本酒なら1合半、ワインはグラス2杯半、ウイスキーではダブルで1杯半に相当します。つまり、これよりも1日の飲酒量が少ない人(女性ではその2/3よりも少ない人)にみられる脂肪肝がNAFLDということになります。 ば、脳には神経細胞があり、肝臓には肝実質細胞(肝 細胞)があり、脂肪組織には脂肪細胞という実質細胞 があり、臓器によって細胞が異なるのですから、同じ 刺激、同じウイルス、同じストレスに対しても、反応 が異なるのは、当然のことと言えます。さらに言えば、 同じヒトの肝臓でも� 脂肪肝は、超音波検査(Fig.7) や腹部CT(Fig.8)が有用ですが、肝線維症は肝生検による病理診断が必要です。 アルコール性肝炎 飲酒量の増加を契機に発症することが多く、肝逸脱酵素(特にGOTの上 …

この脂肪肝から徐々に進行する肝臓病のことを「非アルコール性脂肪肝炎」(英語表記nonalcoholic steato-hepatitisから「NASH(ナッシュ)」といいます。 NAFLDは、非アルコール性で超音波検査やCT検査などの画像検査で脂肪肝の所見があって、他の肝臓の病気がないことを確認すれば、診断するこ …