第1楽章で提示される第1主題が他の全楽章でも使用され、全体の統一を図っていることが特筆される。 クラカテのひとがこんな質問に(感想を書く)答えたら、その人恥ずかしくて、次からは別のIDで参加せざるを得ないでしょうね。みんなで作る知恵袋 悩みや疑問、なんでも気軽にきいちゃおう!Q&Aをキーワードで検索: みなさん回答ありがとうございました。おかげで感想文を終えることができました♪ 昔は「イギリス」という副題が付けられていた交響曲。これはイギリスで出版されたことによるもので、曲の内容とは関係ありません。 2000年録音。最初の方は落ち着いた雰囲気の演奏のようにも聞こえるけれど... 曲が進むにつれ、弦楽器のビブラートやポルタメントが強調されて、型にはまらない自由さと共に、クセの強さも感じる。 さらには、第3楽章のコーダでは金管楽器も弦楽器の真似(?)をして、スコアにはない装飾を加えたりする。 この『遊び』を面白いと感じるか、やり過ぎと感じるか...微妙なところではあるけれども、少なくとも最初に聴く1枚としては適していないような。 1961年録音のデッカ盤。 カラヤンまだ50代。ウィーン・フィルを見事にドライブして、素晴らしい演奏を聴かせてくれる。 第1楽章冒頭の豊かな歌から演奏に引き込まれ、オーケストラ(特に弦楽器)の甘美なサウンド(第3楽章は比類がない)。何気に付けられたポルタメントの味わい。 もちろん金管やティンパニのダイナミックな力強さもあり、第4楽章のホルンのトリルは期待通り。また、コーダの追い込みからのギア・チェンジも見事に決まっている。 民族的な素朴さは無いけれど、颯爽としてカッコイイ。 ケルテス&LSO盤と比べても、役者が一枚上といった感じがする。 1961年録音。オケ(特に弦楽器)の『音』が気になることもあるけれど...。 穏やかで暖かく、落ち着いた雰囲気のある、素晴らしい演奏。 第1楽章冒頭のメロディから、ごくごく自然な『歌』が聞こえてくる。 しみじみと聴かせる第2楽章。フィナーレはトゥッティになっても、決していきり立つようなことはない(でもホルンのトリルは◎)。例の「こがねむし」の部分ではピッコロを重ねている。 中でも素晴らしいのが第3楽章。 速めのテンポで進められる流れの良さが心地よく、スコアの指定にある "grazioso" は、正にこのテンポ感だと思う。しかし、その中に十分な情感を感じさせてくれるのだ。 1963年録音。ウィーン・フィルとの「新世界より」のすぐ後の録音。 なんの衒いも無い、とても素直な、そういう意味で『若さ』を感じる。 音楽運びは自然で、第3楽章の『歌』もいい。ホルンなどは強奏されるけれども、決して羽目を外すような所が無い。 ただ、数多くの録音が並ぶ中では、今一つパンチに欠けるようにも。 VPOとの「新世界より」はオケの魅力が大きかったけれども...。 カップリングはイスラエル・フィルとの「モルダウ」、「スラヴ舞曲集」から。 1992年録音。 スッキリとした明るいサウンド中に繊細な味わいのある演奏。最初のフルートのテーマが何と優しく響くことか。それを受けての弦楽器もいい。 ちなみに、第4楽章でテーマがチェロで再現したところで「?」となるのだけれども、よく見ると、私が所有している全音版のスコアはそうなっていました。 ▼提示部 ▼再現部 1957年録音。 録音は古くて音が時々ビリ付いたるするし、オケもそんなに上手くないし、金管がペラペラに聴こえることもあるし...でも、理屈ではないです。 スマートさなどは皆無。野暮ったくて、不器用だけれども、ひたむきに自分の想いを吐露する。 この極めて人間臭い、深い情感が感じられる音楽(『歌』)には、抗えない魅力を感じる。 カップリングは「交響曲第7番」「交響曲第9番」「スケルツォ・カプリチオーソ」「伝説曲」。 以下は映像ソフト。 1977年のライブ録画。 私にとって、メータと言えばロス・フィル(ロス・フィルと言えばメータ)。そのコンビのライブ映像が観られるのは嬉しい。 まだ、40歳の若々しいメータ。奇を衒ったところが無い指揮ぶり。暖かかく大らかな音楽。その中に熱さもある。 その他、ファゴット協奏曲(モーツァルト)、オーケストラのための協奏曲(バルトーク)、「謝肉祭」序曲(ドヴォルザーク)、スラヴ舞曲第8番(ドヴォルザーク)。 1985年録画。 片隅に聴衆が映ることがあり、コンサートでのライブ映像をベースにしていると思われるけれども、所々にいかにも不自然で『あり得ない』映像が所々に挟み込まれる。 木管セクションが映る時はいつもこんな感じで、この姿勢で全員微動だにせず楽器を演奏する。 カラヤンは80歳間近、晩年の映像。 中間2楽章が断然素晴らしい。特に第2楽章の深い情感、最後に第2主題が再現される部分は、これ以上ない位に美しい。 ドヴォルザークは1892年、この作品は『新世界より』という副題は、新世界上述のようにこの曲は、ドヴォルザークの「アメリカの黒人や日本初演は第1楽章の繰り返し付きで約45分。ただし、第2楽章のテンポ設定によっては、繰り返しが付かない演奏でも45分を超えるものが存在する。 A・ドヴォルザーク作曲/アメリカ組曲 A・ドラティ指揮/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 1983年録音。 作曲者のアメリカ時代に作曲された5曲から成る組曲。最初はピアノ曲として書かれ、後に作曲者によって管弦楽に編曲された。 IDでもっと便利に ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」 Dvorak: Symphony No.9: ケルテス ウィーン・フィル 1961年 Istvan Kertesz Wiener Philharmoniker (Vienna Philharmonic Orchestra) 録音状態は、う~ん。リマスタリング盤だが、高音域がちょっと強めでツンツン。 最後には、ちょっと・・・疲れてくるかも。 … チューバが使われているが、第2楽章の第1楽章の再現部ではフルートの第2奏者によるソロが指定されている(理由は不明)。 ドヴォルザーク 弦楽四重奏曲第12番『アメリカ』の感想を音楽の宿題として出され 演奏時間は10 - 13分程度であるが、ホ短調、演奏時間は7 - 9分程度。 1976年録音。 ドヴォルザークが晩年に作曲した4曲の交響詩(「水の精」「真昼の魔女」「野鳩」「金の紡ぎ車」)の中の1曲。 ストーリー的には他の曲と同様にホラー的要素もあるけれど、唯一「めでたしめでたし」のハッピー・エンドで終わる。 冒頭はホルンによる王の主題に始まる行進曲風。妙に耳に残る単純な(能天気な)テーマではあるけれども、後に様々な形に変奏される。 続いてヴァイオリンのソロによる森の娘(ドルニチュカ)のテーマと、惹かれ合う二人の音楽。 ドルニチュカは王との結婚について継母に許しを求めるけれど、策略にあって殺されてしまい、継母は実の娘をドルニチュカと偽って王と結婚させる。 しかし、ドルニチェカは魔法の力で復活。魔法使いが贈った金の紡ぎ車が継母たちの悪事を暴露し、王はドルニチュカと再会してめでたく結ばれる。 なお、ストーリーの詳細は以下のページが詳しいです。 演奏時間30分弱と長めなのだけれども、ストーリを知っていると、なかなか楽しく聴ける。逆にストーリーを知らないと退屈かも...。 アーノンクールやラトルの録音もあるけれども、やはり、このクーベリック盤の素朴でローカルな色合い、自然な音楽は魅力的。まず申し分ない演奏。 その他の録音では... 1972年録音。クーベリック盤とはまた違う魅力がある、若々しい覇気のある演奏。 2001年録音。繊細な味わいもある、丁寧にまとめられた演奏。
アレグロ・演奏時間は10 - 12分程度。 切なく美しいドヴォルザークだ。光彩陸離たる冒頭から見事だ。いやがうえにも切なく美しい有名な主題も実にすばらしい。神技とも言うべき第一楽章第二主題も息をのむばかりで,ここでこのカルテットは,ドヴォルザークの心の動きを如実に捉えている。しかも表現が厳しい精神性を感じさせるのだ。特にすばらしいのはセカンドヴァイオリンの出だしで,これはまさに病的な美しさの極みだ。哀切さの極まったものとして後世に残すべき名演といえよう。 持ち替えは一部で存在するものの、全体としては伝統的な2管編成に近い。 ∟JASRAC許諾番号:9008249113Y38200Copyright (C) 2020 Yahoo Japan Corporation. 2011/5/8アナタのために検索してあげました。 第1楽章:Adagio-Allegro molto第2楽章:Largo第3楽章:Scherzo.