「太田夢莉 卒業コンサート ~I wanna keep loving you ! ちゃりお。ごときが・・・おっさん、退屈な日々を綴る。突然の卒業発表・・・ではあったが、そんなに意外にも感じなかったのが太田夢莉の持つ個性かな・・・。ゆーり推しのヲタさん達は卒業発表からの約3ヶ月を充分に楽しめただろうか。 さて、私と言えば・・・今年は土曜日の午後の開催となったNMB48の9周年記念コンサートに行けず、悔しい思いをしていたので、せめて月曜日の夜に行われる太田夢莉の卒業コンサートには行きたいと申し込んだのだが・・・見事にNMB48モバイル会員枠で落選。私のモバイル会員枠は、本当に仕事をしない。春のツアーは申し込んだ4公演全て当選したが、全て完売していないので当選して当然。の割に、席はイマイチで・・・やっぱり仕事をしていない。劇場公演も2年以上当たっていないしな・・・。アホらしくなったが、劇場公演同様にキャンセル待ち当選のメールが届いた。・・・ここでもキャンセル待ち当選とは。当然、良席は期待できないだろう・・・。 今年はNMB48だけでなく、48グループ全体で卒業するメンバーが多い。太田夢莉の後も卒業発表が続いたので、落ち着かなかった。NMB48のこれからを担う太田夢莉がいなくなるのも大きな痛手だが、次々に重要なメンバーが去って行くのは存続に係わる。 コンサート前夜・・・セブンイレブンでチケットの発券をした。期待はしていなかったが・・・もしかしても、なくはないかと。キャンセル待ちの考え方だが、座席が決まってからキャンセルされた席なのか、座席の抽選前のキャンセル状態なのか・・・座席が決まった状態で(購入者は知らないが)キャンセルされた席ならば、良席が空いた可能性もある。逆に、モバイル会員枠の当選者を良席で抽選し、残った席でキャンセル待ち当選者を抽選したのなら絶望。結果、渡されたチケットに記されていた番号は・・・『もう見ただけでわかる糞席。これ、ステージの真横じゃ~ん!!帰宅して、念の為確認してみたが・・・やはり思い浮かんだ通りの位置だった。祈ることは、ステージをどのように設置するかだが・・・希望は薄かった。 11月25日(月)この日は京都で仕事だったが、早く帰れる仕事だったので、一旦帰宅。ライブに向けた準備を・・・と思ったが、別にやることはない。 コンサートをステージの真横から観るのか・・・思い出したのは、私が初めてAKB48のコンサートに行った時のこと。一般枠で購入したチケットで席に着いたら、代々木第一体育館のステージの真横、それもスタンド席の最上段だった。ステージも、モニターも観難い席だったが、その時は初めてのAKB48のコンサートで雰囲気を掴めれば良いかくらいの気持ちだったので、大した不満はなかった。今回は・・・もう何年も干され続けているNMB48のコンサートだったので、モチベーションは上がらなかった。いつになったらアリーナ席の前の方に座れるのだろう?そんな日が来るのかな?・・・といった感じで、神戸ワールド記念ホールへ行くのも億劫になるほどだった。 重い体・・・否、重いメンタルを奮い起こして、出発。私にとって最後の太田夢莉の姿を見送る為、会場へ。18時過ぎ、神戸ワールド記念ホールに到着した。 物販は・・・もう卒業するし、いいか。。。会場入口で団扇をもらう。神戸ワールド記念ホール分の団扇・・・大変だっただろうな。本当にヲタさんの愛は深い。Twitterで会場にペンライトで虹を作る企画を見た時は、リツイート数などから厳しいと思ったが、こうして団扇に書いて配れば大丈夫だろう。 会場に入り、違和感・・・女性の姿がやけに多い。このところのNMB48のライブでは女性が多いことを感じるけど・・・公演前だというのに、男性用トイレがガラガラ、女子用トイレに行列ができていた。 さて・・・糞席に座るか。ステージの配置はいつも通り、ならばステージの真横へ行けば私の席だ。本当にステージの真横、下手の端っこの席だった。ただ・・・思っていたほど糞席じゃない。14列目なので上の方かと思ったが、スタンド席は9列目からで、中通路を挟んで2列目が14列目。思った以上にステージが近く(真横だが・・・)、これならメンバーの顔も認識できるだろう(真横からだが・・・)。そして、間近にステージの左側のスクリーンがあり、観難いほどの近さではないので正面からの情報はスクリーンから得られるだろう。これは・・・ちょっとテンションが上がって来た。 2019年11月25日(月) 18時30分開演『太田夢莉 卒業コンサート ~I wanna keep loving you!~』@神戸ワールド記念ホール 【出演】NMB48 (休演:新澤菜央・北村真菜)【ゲスト出演】 岡田奈々 影アナ 太田夢莉セットリストM00.overture塩月希依音・上西怜・中川美音・本郷柚巴・山田寿々・山本彩加・山本望叶・安部若菜・岡本怜奈・小林莉奈・貞野遥香・佐藤亜海・菖蒲まりん・杉浦琴音・出口結菜・中野美来・原かれん・前田令子・三宅ゆりあ・山崎亜美瑠・横野すみれ:U-19メンバー)M02.甘噛み姫明石奈津子・石塚朱莉・井尻晏菜・鵜野みずき・古賀成美・渋谷凪咲・白間美瑠・堀詩音・水田詩織・山尾梨奈・東由樹・加藤夕夏・小嶋花梨・小川結夏・坂本夏海・溝渕麻梨亜)~VTR 谷川愛梨からの手紙~(太田夢莉・渋谷凪咲・川上千尋・安田桃寧・山田寿々・堀詩音・山尾梨奈・森田彩花・西澤瑠莉奈・明石奈津子)森田彩花・山尾梨奈・鵜野みずき・坂本夏海・小川結夏)(太田夢莉・南羽諒・大田莉央奈・塩月希依音・泉綾乃・安部若菜・山本望叶)山崎亜美瑠・出口結菜・小林莉奈・貞野遥香・横野すみれ・三宅ゆりあ・岡本怜奈・原かれん・佐藤亜海・菖蒲まりん)明石奈津子・本郷柚巴)村瀬紗英・森田彩花・吉田朱里・大田莉央奈・南羽諒・泉綾乃白間美瑠・堀ノ内百香・安田桃寧・東由樹・梅山恋和・加藤夕夏・小嶋花梨・塩月希依音・上西怜・山本彩加・山本望叶)アンコール~口上からの「ゆーり」コールEN1.Acting tough (太田夢莉)影アナ 太田夢莉 雷鳴轟き、何事かと思ったら、ゆーりがステージに飛び出して来た。私はスクリーンが邪魔でステージの上のセットは観辛く、出て来たのはわかった。ステージにメンバーが広がり・・・やはり下手側にいるメンバーは、しっかりと認識できる。 いきなり横野すみれがステージ端にいるのがわかり、注目していたが・・・危なっかしい。研究生ではあるが、ブラビアで人気爆発。ダンスは苦手なのだが、練習する時間がないほどグラビア仕事が入って来ている。複雑だよな~・・・研究生としてはダンスの練習、公演の練習をして、NMB48研究生としての仕事を完全に覚えたいところだろう。しかし、正規メンバーでも得られないような仕事が続々と入って来ている。研究生としてやらなければならないこと、しかし、千載一遇のチャンスを逃すこともできない。これは本人にとっても、NMB48運営にとっても・・・。時間のない中でやらなければならないことに追われているのではないかな・・・何が正解なのかわからないけど、すーさんには体に気を付けてがんばってほしい。 ステージを広く使ってくれる分には、メンバーが認識できる範囲に来てくれる。ステージ中央のパフォーマンスになると、さすがに厳しい。それでも、アリーナ後方の席よりはメンバーは近いのではないだろうか(真横だけど)。以前ステージを後ろから見るような席になったことがあるが、それでも良いパフォーマンスをしているメンバーは見てわかった。この日も真横からステージ中央を観ていて、「かっこよく踊る娘だな~」と思って追っていたら、それは堀詩音だった。何処から見ても、分かるもんだな~と思った。 太田夢莉の卒業コンサートなので、ゆーりはほとんど出ずっぱり。そんな中でも、ゆーりが衣裳替えの為に下がる場面がある。私的には、そこにもセンスが感じられた。特に『選曲も、メンバーの選抜も。3期生~チームBⅡが最初に演じた『会いたかった』公演を思い出した。この楽曲は4人が本当に可愛く見えるので、衣裳を含めて大好きなのだ。ユニット曲なので、推しメンには『渚のCHERRY』よりもそして・・・ゆーりの 谷川愛梨の手紙は、何だか・・・愛梨の人柄がよく伝わって来た。こんなに仲が良かったのか・・・と思ったし、愛梨は誰とでも深い関係を築ける人なんだなぁと感心した。それだけに・・・愛梨の卒業も間近に迫っていることが残念だ。 愛梨とのデュオが終わり、ゆーりがセンターステージに向かうと見慣れない人影が・・・私は、茶髪のショートカットだけ見て「山本彩?」と思ったが、スクリーンに映し出された顔を見て驚いた・・・否、会場の歓声はこの日一番と言っても過言でないくらいの驚きだった。岡田奈々がいた。前日まで博多座のAKB48の舞台をやっていたはず・・・ゆーりの為に来てくれたのか?本当に頭が下がるよ・・・感謝しかない。 この岡田奈々登場の流れを引き摺ったのかもしれない・・・セットリストが進み、『須藤凜々花の姿が映り、「こういう場に映してもいいんだな・・・」と思った反面、「まさか・・・な・・・」と。ステージに上がることはないだろう・・・でも、何だか嫌な予感がした。すると、スクリーンに関係者席にいる須藤の姿が!「あぁ!!」と驚いたし、会場もどよめいた。・・・まぁ、仲が良かったから、観に来るわな。思い出したくない黒歴史だけど・・・須藤が幸せにやっているなら、もういいかな。 残った3期生4人で『背中から抱き締めて』『君が教えてくれた』は、私が本当に大好きだった3期生、チームBⅡの頃を思い出させてくれた。太田夢莉推しではないけど・・・NMB48は結成からずっと見ている。特に、あの頃は楽しかった・・・。 『虹の作り方』では、会場にペンライトで虹色を演出。スタンド席の隅っこにいたので、会場全体が良く見えた。綺麗に揃っていたよ・・・団扇を配った甲斐があったね。アンコール明けまで、しっかりとできていた。 本編終了し、暗転、アンコール発動前には実行委員から口上・・・こんな大きな会場で口上とは。。。お疲れ様です。 アンコールは、ゆーりの挨拶から。そして、この日の為の卒業楽曲『スクリーンに出ていた歌詞を追いながら見ていたが・・・秋元康、見事な当て書きだった。太田夢莉らしさがいっぱいに詰まった歌詞だった。秋元康もけっこうな数の卒業楽曲を書いただろうが、これほど上手く書くとは思わなかった。やるな、康。 そして、アンコール2曲目の『夢は逃げない』では、彩の替わりにゆーりが「がんばれ!」と。何だか良いシーンが続くなぁ~。 最後の曲は、最初で最後のNMB48シングルのセンター楽曲『初恋至上主義』。メンバー全員でステージ狭しとばかりに踊る姿を見ていると・・・ゆーりがいなくなる不安よりも、明るい未来が見えて来る。メンバーに見送られ・・・最後は桜吹雪の中、太田夢莉はステージから消えて行った・・・。 終演は、20時55分。 良い卒業コンサートだった。良いセットリストだった。太田夢莉推しでなくても、充分楽しめるセットリストだったと思う。期待以上の楽しさで、真横から観ていても満足できた。妙に湿っぽくならなかったのも良かったね。 で・・・気になったのは、終演直後から始まった「ゆーり」コール。ゆーりの締めの影アナの間は静かになったものの、影アナが終わると再び始まった。う~んと・・・この「ゆーり」コールは何を求めてのものなの?時々ライブが終わってもコールを始めて、「何のコール?」と思う時がある。否・・・この「何のコール?」からWアンコールなんか始めちゃっていたのがNMB48のコンサートであったな・・・。この日も「ゆーり」コールが続き、私は「これは何を求めて?どういう着地点?誰が終わらせるの?」と不思議に思いながらアリーナを眺めていた。メンバーの見送られ、桜吹雪の中に消える演出をして、影アナまで終わった・・・そこまでしてWアンコールはないだろうし、やっても終わらせ方がないだろう。ただただ太田夢莉がいなくなる寂しさ、コンサートの楽しさからコールを続けているのならば、誰がどのタイミングで止めるのだろう?ここは素直に引き上げるのがベストだと思うが・・・。会場では、スタッフが機材の撤収を始めている・・・もうWアンコールは絶対にないよ。それでもコールは続き、約8分後にスタッフの退場要請でコールは終わった。 超極私的Queentet論 コンサートの途中、山本彩加が客席を煽る時に、「女子~!」「イェーイ!」と応えた歓声が大きくて驚いた。NMB48の女性ファンの急増は、吉田朱里のYou Tube動画から始まり、Queentetに繋がった。女性限定ライブができる女性アイドルユニットなんて貴重、それも48グループでなら尚更だ。吉田朱里、渋谷凪咲、村瀬紗英・・・そして、太田夢莉の4人からなるユニット。このQueentetをどうするのか?太田夢莉はNMB48を卒業した・・・それはQueentetは卒業していないということか?Queentetの今後については、何も語られていない・・・はず。会場に集まった女性ファン、かなり太田夢莉の団扇を持っていた娘も多かった。これらの女性ファンを見す見す逃してしまうのか?続けるなら、それなりの発表をして欲しいだろうし・・・Queentetも卒業するなら、ゆーりに替わるメンバーが必須だ。Queen + 最初は5人いた?・・・それは忘れよう。私なら・・・太田夢莉がQueentetも卒業するのなら、替わるメンバーは山本彩加を推すかな。山本望叶もありだが、女性ウケを考えるとあーやんの方がありそうな気がする。あーやんにとっても、良い起爆剤になりそうな気がするのだが。とりあえず、何らかの報告が欲しい所ですね。 それにしても・・・太田夢莉の卒業は、つくづく惜しい。在籍していれば、NMB48はこれから太田夢莉を中心に回って行っただろう。まさに、これから太田夢莉の時代が始まると言っても過言ではなかった。NMB48に来た仕事の依頼は、まず太田夢莉に振られ、太田夢莉中心で活動して行く・・・その権利を持っていたと思う。それを「このままNMB48にいたら、甘えてしまう」と捉えるかどうか・・・。恵まれた環境にはなるが、それには大きな責任も伴っていて、まだまだ世に出ていない後輩を引き上げて行くという役目がある。地下アイドルだったAKB48を世に知らしめたメンバーがいて、NMB48を軌道に乗せたメンバーがいた。次は太田夢莉がNMB48を引っ張り、後輩を引き上げていく責任を担うと期待していたのだが・・・残念だ。 11月30日(土)、太田夢莉の10代最後の日にNMB48劇場で卒業公演が行われた。驚いたことに、事前キャンセルは0だった。卒業公演は、実にあっさりとしたものだった。これは・・・私も推しの卒業公演で感じた。あっさりと終わって行くものだよ。卒業公演といってもやることはいつもと同じ公演で、少しだけセレモニーがあるだけだ。楽しさを期待するなら・・・卒業コンサートなのかな。ただ、どちらかにしか入れないという選択肢があったなら、迷わず卒業公演を選ぶけどね。48グループのヲタとしては、やはり劇場最後の公演の方が重要だ。 まぁ、10代でアイドルは終わり・・・こんな考え方も、太田夢莉らしさだろうか。 神戸ワールド記念ホールでの卒業コンサートと言えば、太田夢莉の前は渡辺美優紀か・・・コンサートのMCで、ゆーりが「渡辺美優紀の卒業コンサートを観て私もやりたいと思った」と。今は白間美瑠しか名前が思い浮かばなかった。神戸ワールド記念ホールを卒業コンサートで埋めるなんて、相当なことだよ。こんなことができるメンバーがNMB48から育ってほしいと、切に願う。 ちゃりお。 ~」は、2019年11月25日に神戸ワールド記念ホールで開催された、NMB48のコンサート。